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小論文の書き方|初心者が最初にやるべき5つの手順

小論文は「思いつき」で書かない

小論文は作文ではありません。思いついたことを順番に書いても評価は伸びません。まず理解すべきなのは、小論文は問いに対して自分の立場を示し、その立場を論理的に説明する文章であるということです。感想を書くのではなく、論証を組み立てる作業です。この前提を知らずに書き始めると、何度練習しても手応えが得られません。

手順① 問いを正確に分解する

小論文対策の最初のステップは、問いを読むことです。何を問われているのかを分解します。意見を求められているのか、是非を問われているのか、原因を考察するのか、解決策を提示するのか。問いの種類を見極めることが最優先です。問いの構造を誤解したままでは、どれほど論理的でも的外れになります。

手順② 自分の立場を明確にする

問いを分解したら、自分の立場を決めます。賛成か反対か、どの視点を重視するのかを曖昧にしないことが重要です。小論文で評価されるのは「正解」ではなく、一貫した立場です。立場が曖昧だと、文章全体がぼやけます。まずは結論を仮に決めることが必要です。

手順③ 根拠を整理する

主張だけでは説得力は生まれません。なぜその立場を取るのか、理由を整理します。具体例、社会的背景、論理的説明など、主張を支える材料を考えます。この段階で、感想と論理を区別することが重要です。「そう思う」ではなく、「なぜそう言えるのか」を言語化します。

手順④ 構造を設計する

書き始める前に、全体の構造を設計します。序論で何を示し、本論で何を説明し、結論で何をまとめるのかを整理します。ここで設計をせずに書き始めると、途中で論点がずれたり、同じことを繰り返したりします。小論文の安定は、書き出しではなく設計で決まります。

手順⑤ 書いた後に「評価基準」で見直す

書き終えたら、評価基準に照らして見直します。問いに答えているか、主張は明確か、根拠は具体的か、論理は一貫しているか。この四点を確認します。単に誤字脱字を直すのではなく、構造を確認することが重要です。ここまでできて初めて、小論文の練習は意味を持ちます。

まとめ|小論文は「構造を組み立てる訓練」である

小論文の書き方で最も大切なのは、書き慣れることよりも、構造を理解することです。問いを分解し、立場を決め、根拠を整理し、構造を設計する。この順番を守れば、初心者でも安定した答案が書けるようになります。小論文は才能ではなく、思考の設計力の問題です。

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