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小論文は「速く書く」試験ではない
制限時間があると、どうしても急いで書こうとしてしまいます。しかし小論文はスピード勝負ではありません。考えずに書き始めると、途中で論点がずれたり、結論が曖昧になったりします。結果として書き直しが必要になり、かえって時間を失います。小論文は、最初に設計することが最も時間短縮につながります。
基本の時間配分モデル
60分の試験であれば、目安は次の通りです。①問いの分解と構造設計に10〜15分、②本文執筆に35〜40分、③見直しに5〜10分。この「設計時間」を確保することが重要です。最初の10分を惜しむと、後半で必ず崩れます。設計が明確であれば、本文は迷いなく書けます。
設計時間でやるべきこと
設計時間では、問いを種類ごとに分類し、立場を決め、根拠を三つ程度整理します。そのうえで序論・本論・結論の流れを簡単にメモします。箇条書きで構いません。ここで全体像を作っておくと、書いている途中で迷うことがなくなります。小論文は「書きながら考える」試験ではありません。
本文執筆で意識すべきこと
本文を書く段階では、設計通りに論理を展開します。一文を長くしすぎず、主張と根拠の関係が明確になるように書きます。時間が足りなくなる原因の多くは、考え直しや書き直しです。設計がしっかりしていれば、修正は最小限で済みます。
見直しのポイント
見直しでは誤字脱字だけでなく、問いに答えているか、主張がぶれていないかを確認します。特に結論が問いと一致しているかを確認することが重要です。最後の数分で答案の完成度は大きく変わります。
まとめ|時間管理は「設計力」で決まる
小論文で時間が足りないと感じる原因の多くは、設計不足です。速く書く練習よりも、問いを分解し、構造を組み立てる練習を重ねることが、結果的に時間短縮につながります。制限時間内に安定して書くためには、思考の設計力が不可欠です。
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