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志望理由書の書き方・面接対策|総合型選抜・学校推薦型入試対策

志望理由書と面接はなぜセットなのか|総合型選抜で合否を分ける本当の理由

「志望理由書は書けたけれど、面接が不安です」

これは多くの受験生が抱える悩みです。しかし、総合型選抜・学校推薦型入試では、志望理由書と面接は別物ではありません。

志望理由書は“文章試験”。

面接は“口頭試問”。

大学教員は、この2つを通して「思考の一貫性」を確認しています。本記事では、志望理由書と面接がなぜセットなのか、その構造を解説します。


総合型選抜における志望理由書の役割

志望理由書の役割は、熱意を伝えることではありません。大学側が知りたいのは、

・なぜその問いを持ったのか
・大学で何を学びたいのか
・将来どうつなげるのか

つまり、志望理由書は「問いの設計図」 です。


面接は志望理由書の確認作業である

面接でよくある質問を見てみましょう。

・なぜこの大学ですか?
・その研究テーマはどうして重要ですか?
・他大学ではだめですか?

これらはすべて、志望理由書の内容を深掘りする質問です。志望理由書に論理構造があれば、面接は確認になります。構造がなければ、面接で破綻します。


志望理由書と面接がズレると不合格になる理由

よくある失敗例があります。志望理由書では立派なことを書いたのに、面接でうまく説明できない。これは「暗記」で乗り切ろうとするからです。

大学教員が見ているのは、

✔ 自分の問いを理解しているか
✔ 学問として考えているか
✔ 一貫しているか

です。文章と発言が矛盾すると、評価は下がります。


面接対策は“話し方講座”ではない

面接対策というと、

・姿勢
・声の大きさ
・敬語

に意識が向きがちです。しかし合否を分けるのは、内容の論理性 です。つまり、面接とは口頭試問なのであり、マナー教室の試験会場ではないのです!

本質的な面接対策とは、志望理由書を再設計すること。問いを自分の言葉で説明できる状態にすることです。


志望理由書と面接を一体で設計する方法

具体的には、次の順番で準備します。

1.志望理由書を書く
2.「なぜ?」を5回繰り返す
3.別の言葉で説明できるか確認する
4.他大学との違いを説明できるようにする

この準備ができていれば、面接は怖くありません。


まとめ|志望理由書は面接の設計図である

総合型選抜・推薦入試では、志望理由書と面接はセットです。志望理由書が整えば、面接も整います。逆に、志望理由書が曖昧なら、どれだけ面接練習をしても不安は消えません。

合格の鍵は、問いの一貫性 にあります。

総合型選抜で落ちる志望理由書の共通点|不合格になる本当の理由とは

「しっかり書いたのに落ちました」

総合型選抜・学校推薦型入試で不合格になる受験生の多くが、こう言います。しかし、落ちる志望理由書には明確な共通点があります。

それは、努力不足ではありません。文章力の問題でもありません。問題は、構造と問いの深さ です。本記事では、総合型選抜で不合格になる志望理由書の特徴と、合否を分ける評価基準を解説します。


総合型選抜で志望理由書が落ちる3つの特徴

1.経験の羅列で終わっている
ボランティア活動、部活動、留学経験などを丁寧に書いている。しかし、その経験から何を考えたのかが曖昧。大学側が見たいのは「実績」ではなく、そこから生まれた問い です。

2.学問との接続が弱い
「看護師になりたい」「地域に貢献したい」それ自体は否定されません。しかし、なぜその学問が必要なのかが示されていないと、評価は上がりません。総合型選抜は就職面接ではありません。学問への適性を見ています。

3.どの大学でも通用する内容になっている
志望理由書の中に、その大学である必然性がない。大学名を変えればそのまま使える文章は、評価されません。大学教員が知りたいのは、「なぜこの大学なのか」です。


大学教員が見ている評価基準とは

総合型選抜で評価されるポイントは主に3つです。

1.問いの明確さ
2.学問的誠実さ
3.論理の一貫性

熱意や感動エピソードは補助要素です。合否を分けるのは、思考の質 です。


よくある失敗例

例えば、次のような志望理由書は危険です。

「入院した際に看護師さんに助けてもらい、私も人を支えたいと思いました」

この文章は悪くありません。しかし、

・なぜ看護学なのか
・どのような研究に関心があるのか
・その問いは社会的にどんな意味を持つのか

が示されていないと、評価は伸びません。経験で止まっているからです。


落ちる志望理由書を合格レベルに引き上げる方法

重要なのは、経験を問いに変えることです。

例:

✖ 経験で止まる
「高齢者支援ボランティアをして感動した」

◎ 問いへ昇華する
「高齢者が地域で孤立しないための看護の役割とは何か」

この変換ができるかどうかで、合否は変わります。


まとめ|不合格の原因は“努力不足”ではない

総合型選抜で落ちる志望理由書は、努力が足りないのではありません。問いが浅いのです。志望理由書は、自己PRではありません。学問への入り口です。構造を変えれば、結果も変わります。

合格する志望理由書の書き方と構成|総合型選抜で評価される5つの要素

志望理由書の書き方を調べると、テンプレートや例文が多く出てきます。しかし、総合型選抜・学校推薦型入試で本当に評価されるのは「型」ではなく、構造です。

大学教員が見ているのは、

・何を経験したか

ではなく、

・そこからどんな問いを持ったか

です。本記事では、合格する志望理由書の構成を、評価基準から逆算して解説します。


合格する志望理由書の基本構成

志望理由書は、次の5つの要素で構成します。

1.経験
2.問い
3.学問的問い
4.大学での学び
5.将来像

この順番が崩れると、論理が弱くなります。


① 経験|出発点を明確にする

まず必要なのは、問題意識の出発点です。部活動、ボランティア、家庭環境、アルバイトなど、何でも構いません。重要なのは、

「何が心に残ったのか」
「どこに違和感を覚えたのか」

を書くことです。単なる活動記録にしないことがポイントです。


② 問い|経験を疑問に変える

経験を書いたら、必ず問いに変換します。

例:

✖ 「看護師になりたいと思いました」

◎ 「患者の不安を軽減する看護とは何か」

問いが立たない志望理由書は、評価されません。大学は“問いを持つ学生”を求めています。


③ 学問的問い|感想を学問へ引き上げる

ここが合否を分けます。高校生レベルの疑問を、そのまま書いてはいけません。

例えば:

✖ 「地域を活性化したい」

◎ 「人口減少地域における持続可能な地域経営モデルとは何か」

問いを具体化し、抽象度を一段上げます。


④ 大学での学び|具体性が鍵

志望理由書で最も差がつく部分です。

・どの授業を履修したいのか
・どの研究室に関心があるのか
・どの分野の理論を学びたいのか

具体的に書く必要があります。ここが弱いと「他大学でもよい」と判断されます。


⑤ 将来像|抽象論で終わらせない

「社会に貢献したい」では弱いです。

・どの分野で
・どのような立場で
・どんな課題に取り組むのか

を具体化します。将来像は問いとつながっている必要があります。


よくある誤解|テンプレートでは合格しない

ネットにある志望理由書の例文を真似しても、合格は難しいです。大学教員は毎年何百通も読みます。似た文章はすぐに分かります。

大切なのは、

自分の問いを自分の言葉で語れること。

それが面接でも評価されます。


まとめ|志望理由書は「問いの設計書」である

合格する志望理由書は、自己PRではありません。経験から問いを立て、問いを学問へ接続し、大学での学びと将来像へ展開する。この構造が整えば、面接も自然に答えられます。志望理由書は、あなたの思考を示す文章なのです。

志望理由書の成功例と失敗例を比較|総合型選抜で評価が分かれるポイント

「志望理由書の例が見たい」

そう思って検索する受験生は多いでしょう。しかし、ただの例文では意味がありません。

重要なのは、

✔ なぜその文章が評価されないのか
✔ なぜその文章が評価されるのか

を理解することです。本記事では、失敗例と改善例を比較しながら、合格する志望理由書の本質を解説します。


失敗例①|経験で止まっている志望理由書

例(よくあるパターン)
「私は高校で高齢者支援ボランティアに参加しました。そこで多くの高齢者と触れ合い、支えることの大切さを学びました。将来は高齢者を支える仕事に就きたいと考えています。」

一見、良い文章に見えます。しかし、この文章には決定的に足りないものがあります。

問題点

・問いがない
・学問との接続がない
・どの大学でも通用する

要するに、感想文で終わっています。


改善例①|問いに変換する

同じ経験を、構造を意識して書き直します。

改善例

「高齢者支援ボランティアを通して、身体的支援以上に“心理的孤立”が深刻であると感じました。なぜ高齢者は地域の中で孤立してしまうのか。この問いを持ったことが、私の学問への出発点です。大学では地域看護学の視点から、高齢者が孤立しない支援モデルを学びたいと考えています。」

違いは明確です。

経験 → 問い → 学問

の流れができています。


失敗例②|大学名を並べただけ



「貴学は歴史と伝統があり、充実した設備が整っています。オープンキャンパスに参加し、ここで学びたいと思いました。」

これもよくある文章です。

問題点

・具体性がない
・学部との接続が弱い
・他大学でも通用する

大学側は「なぜうちなのか」を知りたいのです。


改善例②|大学との具体的接続

「貴学の地域連携プログラムに強い関心を持っています。特に〇〇教授の研究は、私が関心を持つ地域包括ケアの課題と重なります。理論と実践を往還しながら学べる点に魅力を感じ、志望いたしました。」

ここまで具体化すると、「なぜこの大学か」が明確になります。


合格する志望理由書の共通点

成功例に共通するのは、次の3点です。

1.経験が問いに昇華している
2.問いが学問へ接続している
3.大学との具体的な必然性がある

文章がうまいかどうかは、二の次です。構造がすべてです。


面接で差がつくポイント

上記の改善例は、そのまま面接で説明できます。しかし失敗例は、

「なぜそう思ったのですか?」

と聞かれた瞬間に止まります。志望理由書の質は、面接の強さに直結します。


まとめ|例文を見るときの注意点

例文は「真似するため」に読むのではありません。構造を理解するために読みます。合格する志望理由書は、

経験 → 問い → 学問 → 大学 → 将来

の流れが整っています。ここを意識すれば、文章は変わります。

分野別|志望理由書の書き方ガイド(医療・教育・経営・スポーツ)

志望理由書の基本構造は同じです。しかし、分野によって「問いの立て方」は大きく変わります。医療系と経営系では、求められる思考の方向性が異なります。本記事では、主要分野ごとの志望理由書の考え方を具体的に解説します。


医療系(看護・医療・福祉)の志望理由書

医療系で評価されるのは、

✔ 経験の重み
✔ 倫理(生命倫理・医療倫理)
✔ 現実理解

です。

よくある失敗例

「入院したときに看護師さんに助けてもらい、私も人を支えたいと思いました」

これは非常に多いパターンです。しかし、

・なぜ看護学なのか
・どのような課題に関心があるのか

が弱いと評価は伸びません。


医療系で強い問いの例

・高齢化社会における地域包括ケアの課題
・医療現場における心理的ケアの重要性
・看護師の役割の変化

経験 → 社会課題 → 学問 へ引き上げることが重要です。


教育学部の志望理由書

教育系では、

✔ 子ども理解
✔ 教育課題への視点
✔ 現場と理論の接続

が見られます。

弱い例

「子どもが好きだから先生になりたい」

これだけでは不十分です。


強い問いの例

・不登校の背景には何があるのか
・主体的な学びを生む授業とは何か
・ICT教育の限界と可能性

教育学は「好き」ではなく、
教育課題への問いが求められます。


経営・経済学部の志望理由書

経営系では、

✔ 社会構造への理解
✔ データや理論への関心
✔ 具体的な課題設定

が評価されます。

弱い例

「将来起業したいから経営を学びたい」

動機としては悪くありませんが、抽象的です。


強い問いの例

・地方企業が持続可能に成長する条件とは何か
・データ分析は経営判断をどう変えるか
・中小企業の人材不足問題をどう解決するか

具体性が鍵です。


スポーツ科学部の志望理由書

スポーツ系では、

✔ 競技経験の分析
✔ 身体理解
✔ 社会との接続

が重要です。

弱い例

「部活を頑張ってきたのでスポーツを学びたい」

努力だけでは足りません。


強い問いの例

・トレーニング方法とパフォーマンスの関係
・スポーツにおけるメンタルケアの役割
・地域スポーツの持続可能性

経験を分析へ変えることが重要です。


分野が違っても構造は同じ

医療、教育、経営、スポーツ。分野は違っても、志望理由書の構造は同じです。


経験 → 問い → 学問 → 大学 → 将来

この流れが整えば、評価は安定します。


まとめ

志望理由書は分野ごとの専門性が必要です。しかし最も重要なのは、問いを立てる力です。自分の経験を学問の言葉に翻訳できるか。そこに合否の差が生まれます。

志望理由書チェックリスト|提出前に確認すべき最終ポイント

志望理由書は「書き終えた瞬間」が完成ではありません。総合型選抜・学校推薦型入試では、最後の見直しで合否が変わることがあります。


✔ 誤字脱字
✔ 構造の弱さ
✔ 大学との接続不足

は、意外と多い失敗です。本記事では、提出前に確認すべき最終チェックポイントを整理します。


構造チェック|問いは明確か

□ 経験で終わっていないか
□ その経験から“問い”が立っているか
□ 問いが学問レベルに引き上がっているか

感想文になっていないか、ここが最重要です。


大学との接続チェック

□ なぜその大学なのか具体的に書いているか
□ 授業・研究室・カリキュラムに言及しているか
□ 他大学ではなく「この大学」である理由があるか

大学名を変えれば使える文章は危険です。


将来像チェック

□ 「社会に貢献したい」で止まっていないか
□ どの分野で、どんな課題に取り組むか具体的か
□ 問いと将来像がつながっているか

将来像は抽象的になりがちです。


文章表現チェック

□ 一文が長すぎないか
□ 主語と述語が対応しているか
□ 同じ表現を繰り返していないか
□ 文字数制限を守っているか

内容が良くても、読みづらい文章は評価を落とします。


面接との一貫性チェック

□ 志望理由書を読まずに要点を説明できるか
□ 「なぜ?」と聞かれて答えられるか
□ 想定外の質問にも論理で対応できるか

志望理由書は面接の設計図です。ここが一致していなければ、評価は下がります。


提出直前にやるべき3つのこと

1.一晩置いてから読み直す
2.声に出して読んでみる
3.第三者に読んでもらう

客観視できるかどうかで、文章は変わります。


まとめ|志望理由書は“問いの完成度”で決まる

誤字脱字よりも重要なのは、問いの明確さです。総合型選抜・推薦入試で評価されるのは、

✔ 学問への姿勢
✔ 論理の一貫性
✔ 大学との適合性

最後のチェックで、合格可能性は上がります。

総合型選抜・推薦入試の面接で深掘りされる質問と回答例|志望理由書から逆算する対策

「面接では何を聞かれますか?」

これは受験生から最も多い質問です。しかし、総合型選抜・学校推薦型入試の面接はランダムではありません。ほぼすべて、志望理由書の内容から派生します。本記事では、面接で深掘りされる質問と、評価される回答の考え方を解説します。


なぜその問いを持ったのですか?

これは最も重要な質問です。志望理由書に書いた「問い」が本物かどうかを確認しています。

❌ 弱い回答
「なんとなく興味を持ったからです」


✅ 強い回答

「高齢者支援のボランティアで、身体的ケアよりも心理的孤立が深刻だと感じました。そこから、地域包括ケアにおける心理支援の役割に関心を持ちました」

経験 → 問いが説明できているかが鍵です。


他大学ではだめなのですか?

大学側は「第一志望か」を見ています。

❌ 弱い回答

「有名だからです」


✅ 強い回答

「貴学の〇〇教授の研究は、地域医療と心理支援を統合的に扱っている点に魅力を感じました。私の問いと直接重なっています」

具体性があるかどうかで差がつきます。


その研究はすでにありますが、どう違いますか?

これは圧迫に近い質問です。

❌ 弱い回答

「特に違いはありません。」


✅ 強い回答

「既存研究は制度設計に焦点を当てていますが、私は現場の心理的側面に焦点を当てたいと考えています」

問いの立ち位置を明確にします。


高校生活で一番頑張ったことは?

これは自己PRではありません。問いの出発点を説明するチャンスです。

❌ 弱い回答

「部活動を頑張りました」


✅ 強い回答

「部活動の運営で意見対立が起きた際、組織運営の難しさを感じました。そこから、組織マネジメントに関心を持ちました」

経験 → 問いへ接続。


想定外の質問への対応法

想定外の質問は必ずあります。対応の基本は3つです。

1.結論から話す
2.理由を述べる
3.具体例を出す

丸暗記ではなく、構造で答えます。


面接官が本当に見ていること

面接官は、

✔ 思考の一貫性
✔ 学問への姿勢
✔ 他者との対話力

を見ています。うまく話せるかどうかは二次的です。


まとめ|面接対策は志望理由書の再確認

面接は志望理由書と別の試験ではありません。志望理由書を口頭で再現する場です。問いが明確なら、面接は怖くありません。構造が曖昧なら、どれだけ練習しても不安は消えません。