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志望理由書とは何か?|評価基準から考える本質

志望理由書は「熱意を書く文章」ではない

志望理由書は、自分の思いを自由に書く作文ではありません。「この大学に入りたい」という熱意を並べる文章でもありません。志望理由書とは、「なぜその学問を志し、なぜその大学で学ぶ必要があるのか」を論理的に説明する文章です。

総合型選抜や学校推薦型選抜では、活動実績や評定と並んで志望理由書が合否を左右しますが、評価されるのは感情の強さではなく思考の整理度です。まずこの前提を理解することが、正しい対策の出発点になります。

大学が志望理由書で確認している評価基準

大学が志望理由書で見ているのは、大きく三つの観点です。第一に「問い」が明確かどうか。あなたは何に疑問を持ち、その疑問がなぜ学問分野に結びついたのか。

第二に「主張」が一貫しているかどうか。なぜその学部・学科を志望するのかが具体的に説明されているか。

第三に「論拠」が論理的につながっているかどうか。これまでの経験と、これから学びたい内容が一本の線で結ばれているか。この三点が揃っているかどうかが、志望理由書の完成度を決定します。

活動量よりも「思考の深さ」が問われる

多くの受験生は、「どんな実績を書けば有利か」と考えます。しかし大学が確認しているのは実績の多さではなく、そこから何を考えたかです。同じボランティア経験でも、「楽しかった」「感動した」で終わるのか、「なぜその問題が起きるのか」「どのような仕組みで改善できるのか」という問いにまで発展しているのかで評価は大きく分かれます。志望理由書は体験談ではなく、思考の履歴書です。

志望理由書は面接と連動している

志望理由書に書いた内容は、面接で必ず深掘りされます。文章の中で曖昧にしていた部分は、質問によって明らかになります。想定問答の暗記では対応できません。志望理由書の段階で問い・主張・論拠が整理されていれば、どのような質問にも一貫して答えることができます。志望理由書対策と面接対策は、本来一体です。

志望理由書対策の出発点

志望理由書とは、あなたの将来像を語る文章ではなく、あなたの思考の現在地を示す文章です。何を問題と捉え、なぜそれを学びたいのか。その思考の筋道が見えるかどうかが評価の中心になります。

文章技術の習得よりも先に、評価基準の理解が必要です。志望理由書対策は、まず「何が見られているか」を知ることから始まります。

総合型選抜を体系的に理解する

志望理由書や面接対策を構造から整理したい方は、▶ 志望理由書・面接対策|総合ガイド をご覧ください。