合格率70%という結果に見る「総合型選抜で落ちる本当の理由」とは? 合否を分ける「学問的誠実さ」という視点|人見読解塾
この時期になると、毎年同じ問いが頭に浮かびます。
合否を分けたものは、結局何だったのか。
文章力か。
どれも「要素」ではありますが、
成績を並べてみると、逆に見えなくなるもの
今期、私が関わった総合型選抜の受験生は13名でした。
数字だけ見れば、一定の成果が出たようにも見えます。
「成功率」として語ることに、あまり意味を感じていません。
なぜなら、
書類や面接では測れない「温度差」
不合格だった生徒たちは、
志望理由書も書いていましたし、
それでも、
なぜその学部なのかを説明するとき
研究テーマについて語るとき
将来の話をするとき
どこかで、
これは技術では埋まりません。
「やりたいこと」は、外から与えられない
総合型選抜で評価されるのは、
その人が、どこまで本気で「知ろうとしているか」
その姿勢です。
ところが現実には、
親に勧められたから
一般入試が不安だから
探究活動の延長だと思ったから
こうした動機で受験を選ぶ生徒も少なくありません。
しかし、
指導でできること、できないこと
私は指導の中で、
時には、
それでも最後の一線、つまり
これは指導も演出も不可能です。
面接官は「文章」ではなく「姿勢」を見ている
大学教員は研究のプロです。
知人の大学教員が、以前こう言っていました。
「高校生の話を聞くとき、
この一言が、
来期に向けて考えていること
来期は、個別指導に加えて
他者の思考にさらされることで、
また、
学問の世界には、
最後に
総合型選抜は、
どこまで誠実に、学びに向き合おうとしているか
人見読解塾では、