人見読解塾|共通テスト9割・総合型選抜に強い読解専門塾

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大学受験の英語長文読解ガイド

【はじめに 共通テスト英語対策と長文読解法】

英語長文が読めない人へ|まず知るべき結論

英語長文が読めない――
多くの受験生がここでつまずきます。

しかし、人見読解塾で毎年多くの生徒を見てきてはっきり言えるのは、英語長文が読めない最大の原因は、単純な努力不足ではないということです。

むしろ問題の本質は、

読み方を知らない

解き方の型を知らない

勉強の順序設計が崩れている

この3点に集約されます。

多くの場合、単語や文法の暗記量そのものよりも、「読み方の型」と「学習の進め方」に問題があります。

特に共通テスト英語では、単に英文を訳す力だけでなく、設問の根拠を本文中から正確に特定する読解プロセスが強く求められます。


実際、単語帳を何周もしているのに点数が安定しない生徒、文法を一通り終えたのに共通テストで時間切れになる生徒には、共通した「構造的な誤解」が見られます。

本ページでは、人見読解塾がこれまでの指導経験から体系化してきた英語長文読解を根本から改善するための学習ロードマップを、章ごとに整理して解説しています。

◆ 本ロードマップの読み方

この総論ページは、次のような受験生・保護者の方に向けて設計しています。

英語長文が安定して読めない

共通テスト英語で時間が足りない

文法や単語はやったのに伸び悩んでいる

何から手をつければいいか分からない

英語が苦手なまま中学・高校を進んでしまった

該当する章から読むこともできますが、英語が苦手な人ほど、上から順番に読むことをおすすめします。

なぜなら、英語力の伸びは「個別のテクニック」ではなく、学習の順序設計によって大きく左右されるからです。


◆ 人見読解塾が重視する英語学習の原則

人見読解塾では、英語長文対策を次の三層構造で捉えています。

第1層:土台理解(構造の把握)

文構造

修飾関係

情報のまとまり

ここが曖昧なままでは、どれだけ演習量を積んでも点数は安定しません。

第2層:情報処理(設問対応力)

根拠の探し方

設問の読み方

選択肢処理

共通テスト英語では、単なる読解力だけでなく、情報処理の技術が強く問われています。

第3層:時間管理(実戦運用力)

速読の考え方

時間配分

本番での解き順

ここまで整って初めて、模試や本番で安定して高得点が出ます。


◆ 本ページで扱う主なテーマ

本ロードマップでは、以下の観点から英語長文対策を体系的に整理しています。

英語長文が読めない本当の原因

共通テスト英語で9割を取る思考法

根拠を外さない解き方

スラッシュリーディングの位置づけ

速読トレーニングの正しい進め方

英語がまったくできない人の立て直し方

中学英語でつまずく原因と対処法

受験本番で失速する典型パターン

それぞれの記事は独立して読めますが、全体を通して読むことで、英語学習の全体像(設計図)が見える構成になっています。


◆ 英語が伸びる人に共通すること

これまでの指導経験から断言できるのは、英語が伸びる生徒には共通点があるということです。

それは――

勉強量ではなく、勉強の順序が正しい

という点です。

逆に言えば、順序設計を誤ると、

単語は覚えたのに読めない

文法はやったのに解けない

演習を積んだのに時間が足りない

という状態に陥ります。

本ページでは、英語長文が読めない原因から、具体的な勉強法・時間配分・読解技術まで段階的に解説していきます。


◆ 次に読むべき記事

英語長文に苦手意識がある方は、まず次の記事から読み進めてください。

👉 【第1章】英語長文読解の本質
👉 共通テスト英語で正答率9割を取る「根拠の探し方」
👉 英語がまったくできない人がやるべきこと3つ

順番に読み進めることで、英語の見え方が大きく変わってくるはずです。

【1章 英語長文が読めない本当の原因|読解の本質】

英語が伸びない原因の多くは、努力不足ではなく、土台の理解不足にあります。
単語や文法を覚えているのに読めない、勉強しているのに点数が安定しない――そうした状態には、必ず構造的な理由があります。

人見読解塾では、英語学習を単なる暗記作業としてではなく、「どこで理解が止まっているのか」を丁寧に見極めることから始めます。

この章では、英語が苦手な人がつまずきやすい根本原因と、基礎から立て直すための具体的な勉強法を体系的に解説しています。
英語をやり直したい方、基礎から確実に力を伸ばしたい方は、ここから順に読み進めてください。

英語長文が読めない人の勉強法|共通テスト対応の正しい読み方

英語長文がどうしても読めない。単語も覚えているし、文法も一通りやったのに、模試になると点数が伸びない――。

こうした悩みを抱える受験生は非常に多くいます。

しかし、英語長文が読めない最大の原因は、努力不足ではありません。
多くの場合、「読み方の型」と「勉強の順序」に問題があります。

本記事では、人見読解塾の指導経験をもとに、英語長文が読めない人が最短で立て直すための勉強法を体系的に解説します。


英語長文が読めない人の主な原因

英語長文が読めない原因は、主に次の3つです。

1.文構造の把握があいまい
2.根拠を探しながら読む習慣がない
3.勉強の順序設計が適切でない

多くの場合、単語や文法の暗記量そのものよりも、「読み方の型」と「学習の進め方」に問題があります。特に共通テスト英語では、単に英文を訳す力だけでなく、設問の根拠を本文中から正確に特定する読解プロセスが強く求められます。


英語長文が読めない人の正しい勉強ステップ

英語長文は、やみくもに問題演習を重ねても安定して読めるようにはなりません。重要なのは、段階を踏んで読解力を積み上げていくことです。

ここでは、人見読解塾が推奨している基本ステップを紹介します。

STEP1:まずは文構造を正確に取れるようにする

最初に取り組むべきなのは、英文の骨格を正確に把握する力です。

具体的には、

主語(S)と動詞(V)の対応

修飾語句がどこにかかっているか

文のかたまり(意味のまとまり)

を意識して読む練習が不可欠です。

この土台があいまいなまま長文演習を増やしても、「なんとなく読んでいる状態」から抜け出すことはできません。


STEP2:根拠を探しながら読む練習をする

文構造がある程度取れるようになったら、次に重要になるのが「根拠読み」です。

英語の読解問題では、正解は必ず本文中に根拠があります。したがって、感覚や雰囲気で選択肢を選ぶ読み方では、得点は安定しません。

設問を読んだら、

何を問われているのか

根拠は本文のどこにあるのか

選択肢は本文とどう対応しているのか

を意識しながら読む訓練を積み重ねることが重要です。


STEP3:時間を意識した実戦演習に入る

最後の段階で必要になるのが、時間制約の中で解き切る運用力です。

共通テスト英語では、読解力そのものに加えて、

時間配分

解き順

情報処理のスピード

が得点を大きく左右します。

ただし、この段階に入るのは、STEP1・STEP2の土台が整ってからです。基礎が固まっていない状態で時間だけ意識しても、精度は上がりません。


共通テスト英語で点数が伸びない人の典型パターン

指導の現場でよく見られるのは、次のようなケースです。

単語帳は何周もしている

文法問題集も一通り終えている

しかし長文になると点数が安定しない

この場合、知識量の不足というより、「読み方の設計」が崩れている可能性が高いと考えられます。

特に共通テスト英語では、本文全体の大意把握と、設問根拠の精密な特定を同時に行う必要があります。ここがかみ合っていないと、努力量に比して点数が伸びにくくなります。


英語長文が苦手な人ほどやってはいけない勉強法

英語長文に苦手意識がある人ほど、次のような学習に偏りがちです。

いきなり長文問題を多読する

単語帳の周回だけで安心してしまう

精読のプロセスを飛ばしてしまう

これらは一見努力しているように見えますが、読解力の土台を作るという点では遠回りになりやすい方法です。

英語長文対策では、「何をどの順序で積み上げるか」という設計そのものが、結果を大きく左右します。


英語長文は正しい順序で必ず読めるようになる

英語長文が読めない状態は、決して珍しいものではありません。
そして、その多くは適切な手順を踏むことで着実に改善していきます。

重要なのは、

文構造の理解

根拠を探す読み方

時間内に処理する運用力

を段階的に積み上げていくことです。正しい順序で取り組めば、英語長文の見え方は確実に変わってきます。

英語長文の具体的な勉強手順については、以下のコラムで詳しく解説しています。


◆ 英語長文対策を体系的に学びたい方へ
人見読解塾では、英語が苦手な状態からでも、共通テスト英語で安定得点を取るための読解指導を行っています。

👉 人見読解塾の共通テスト英語指導についてはこちら

👉共通テストに限定しない英語講座はこちら

英語長文が全然読めない高校生の勉強法|ゼロからの立て直し手順

英語長文を読んでも、何が書いてあるのかほとんど分からない。単語は覚えているはずなのに、文章になると急に読めなくなる――。

この段階でつまずいている高校生は決して少なくありません。

しかし、英語長文が読めない状態からでも、手順を踏んで立て直していくことは十分可能です。重要なのは、やみくもに長文演習を増やすことではなく、読めない原因に応じて学習の順序を整えることです。

本記事では、人見読解塾の指導経験をもとに、英語長文がほとんど読めない段階からの具体的な立て直し手順を解説します。


英語長文が読めない高校生に多い原因

まず、英語長文が読めない場合、次のどこで詰まっているかを確認する必要があります。

基本語彙が不足している

文の骨格(S・V)が取れていない

前から読む習慣がない

一文に時間をかけすぎている

多くの場合、長文が読めないのは「長文だから」ではなく、文レベルの処理が不安定なまま長文に入っていることが原因です。


ゼロから立て直す3ステップ

英語長文が全く読めない場合は、次の順序で立て直すのが効果的です。

STEP1:文の骨格(S・V)を確実に取る
最初に優先すべきは、英文の中心構造を見抜く力です。長文が苦手な生徒ほど、

主語がどこか分からない

動詞を見失う

修飾語に引きずられる

という状態になっています。

まずは短めの英文で、

主語に下線

動詞に丸

を付ける練習から始めると、文構造の把握が安定してきます。


STEP2:意味のかたまりで前から読む
次に重要なのは、返り読みを減らす読み方の習得です。英語は語順の言語なので、

主語 → 動詞 → 目的語

修飾語 → 被修飾語

という流れを前から追っていきます。

分からない単語があっても、文脈から大意を取りながら先に進む練習を重ねることが重要です。


STEP3:短めの長文で処理経験を積む
文レベルの処理が安定してきたら、比較的短い長文で読解演習を行います。ここで意識すべきは、

完璧に訳そうとしない

段落の大意を優先する

設問の根拠を探す

という読み方です。英文処理の経験量が増えるにつれて、読むスピードと安定感は徐々に向上していきます。


焦って難しい長文に進まないこと

成績を早く上げたい気持ちから、難度の高い長文にいきなり挑戦してしまうケースがあります。しかし、基礎処理が不安定な段階で難問に取り組むと、

読めない感覚が強まる

返り読みが増える

時間配分が崩れる

という悪循環に入りやすくなります。立て直し期ほど、少し易しめの英文を確実に処理する経験を積み重ねることが重要です。


英語長文は必ず立て直せる

英語長文が読めない状態は、決して珍しいことではありません。
そして、その多くは適切な順序で訓練すれば確実に改善していきます。重要なのは,

文の骨格を押さえる

前から処理する読解経験を積み重ねる

この三点を継続することです。読み方の設計が整ってくると、英語長文の見え方は確実に変わってきます。


◆ 英語長文を基礎から立て直したい方へ
人見読解塾では、英文の骨格把握から読解プロセスの設計まで、英語長文が苦手な段階からの立て直し指導を体系的に行っています。

👉 人見読解塾の英語指導についてはこちら

英語長文で単語が分からないときの対処法|止まらず読む技術

英語長文を読んでいると、どうしても意味の分からない単語に出合います。

そのたびに立ち止まり、辞書的に考え込み、気づけば時間だけが過ぎてしまう――。

この状態に心当たりのある受験生は少なくありません。

しかし大学入試の英語長文では、すべての単語を正確に理解することは前提になっていません。むしろ重要なのは、未知語があっても読解の流れを止めないことです。

本記事では、人見読解塾の指導経験をもとに、英語長文で単語が分からないときの正しい対処法を整理します。


結論:未知語は「処理保留」で前に進む

最も重要な原則はこれです。

分からない単語があっても、その場で完全理解しようとしない。

英語が苦手な受験生ほど、

一語ずつ意味を確定させようとする

推測に自信が持てず止まる

文全体の流れを見失う

という読み方になりがちです。

しかし共通テスト英語では、必要な情報が本文中の別の箇所に明示されていることが多く、未知語一つで設問が解けなくなる構造にはなっていません。


対処法①:文脈から「役割」を推測する

未知語に出会ったときは、まず正確な和訳を求めるのではなく、その語の文中での役割を考えます。

例えば:

人の動作か

物の性質か

抽象概念か

このレベルの把握でも、段落全体の理解には十分寄与します。

重要なのは、完全な意味ではなく、大意の中での位置づけです。


対処法②:設問に関係するかを判断する

次に確認すべきは、その未知語が設問の根拠に関係するかどうかです。

共通テスト英語では、設問の正誤判断に直接関係しない情報も多く含まれています。

したがって、

設問のキーワードと無関係
→ 深追いしない

根拠箇所に直結
→ 前後文で補う

という判断が重要になります。


対処法③:読みを止めない訓練を積む

未知語対応は、知識ではなく処理習慣の問題です。

演習量が少ない段階では、どうしても不安から立ち止まりがちになります。

しかし、時間を測った長文演習を継続することで、

推測の精度

読み進める耐性

処理スピード

は徐々に安定していきます。

英語読解力は、正しい読み方での総処理量によって形成される側面が大きいのです。


英語長文は「完璧理解」より「前進力」

大学入試の英語長文で求められているのは、辞書的な精密読解ではありません。

限られた時間の中で、

必要な情報を拾う

設問の根拠を特定する

読解の流れを維持する

この処理ができるかどうかが問われています。

未知語に出会ったときこそ、読みの姿勢が試されていると言えるでしょう。


◆ 英語長文の読み方を基礎から立て直したい方へ
人見読解塾では、単語暗記に依存しない読解プロセスの定着を重視した指導を行っています。

👉 人見読解塾の英語指導についてはこちら


あわせて確認したい英語長文対策

英語長文の読解を安定させるためには、読み方全体の理解も重要です。あわせて、英語長文の読み方のコツや、共通テスト英語で時間が足りなくなる原因、設問の根拠の見つけ方についても確認しておきましょう。

英語長文の読解が不安定な場合は、第3章で解説している読み方のコツ・未知語への対処・根拠特定の技術を順に確認してみてください。

英語苦手克服の最初の1歩はコレ!「意外と知られていない音読の本当の効果」

夏は英語の基礎固めのラストチャンスです。この時期を逃すと、9月以降ものすごくしんどい思いをすることになります。英文が読めないけれども、共通テストの過去問を解かなくてはならない、ということで、二重苦、三重苦の状態になります。

その状態で12月を迎えると、ほとんどの生徒はパニックになっています。何をどのようにしても得点が上がらないからです。

というわけで、夏に基礎固めをする、その要諦は音読です。
多くの生徒は学校から、長文読解の薄い問題集を配られると思いますが、それを解いて終わりではなく、どれだけ量が多くても1題ずつ完璧に音読ができるまで音読の練習を繰り返すのです。

時間がかかってもかまいません。夏休みは時間があるわけですから、1題に30分かかろうと、1時間かかろうと、とにかく毎日、音読の練習をしてください。その理由は以下です。

英語という言語は、音が先にあって、それにアルファベットをくっつけて文字列ができています。つまり、音=サウンドに依拠している言語が英語です。
ちなみに、古文も同じです。古文は読み聞かせを前提として千年前に書かれたものですから、音読ができなければ、すなわち言葉のリズムや文のリズムを体になじませなければ、読めるようになりません。

1文ずつは和訳できるけれども長文読解問題が苦手だという生徒は、音読ができていません。これは私の経験から即座に言えることです。古文も同じです。古文漢文が苦手な生徒は、初見問題を3行ほど音読させると即座に何が理解できていないのか私はわかりますが、要するに音読がすべての学力の根幹になっているのです。

音読のできない生徒は英語と自分との距離がすごく遠いです。英文精読の授業をしても、私の解説が充分に頭に入っていません。そのことは授業をしていたら画面越しに即座にわかります。

まずは音読です。本当は中学生のうちに、特に定期テスト対策として教科書の本文を音読していればよかったのです。しかし、時は戻らないわけですから、今からでも遅くないので、必ず音読をしてください。

特に、共通テストレベルの比較的平易な問題文というのは、頭からすらすら音読できて当たり前という前提で、問題が作られています。

この夏、必ず音読の練習をしてください。10題ほどすらすらと音読ができるようになれば、不思議なことに、初見問題もある程度すらすら読めるようになり、どうにか共通テストが求めてくる制限時間内に問題を解けるようになります。


9月以降、英語で苦しまなくてすむよう、ぜひこのラストチャンスを充分に生かしてください。

共通テスト英語が伸びない高校生の保護者の方へ|家庭でできる支援のポイント

お子さまが英語長文に苦手意識を持っている。共通テスト模試でも、思うように点数が伸びていない――。

こうしたご相談は、人見読解塾にも数多く寄せられます。

英語の成績が停滞しているとき、家庭でどのように支援すればよいのか悩まれる保護者の方も多いのではないでしょうか。

本記事では、指導現場で多くの高校生を見てきた経験をもとに、共通テスト英語が伸び悩む主な原因と、家庭でできる具体的なサポートのポイントを整理します。


共通テスト英語が伸び悩む主な理由

英語長文が苦手な場合、単に努力不足というケースは多くありません。実際には、次のような要因が重なっていることがよくあります。

文の骨格(S・V)が安定して取れていない

未知語で立ち止まってしまう

設問の根拠特定に時間がかかる

時間配分が崩れている

特に共通テスト英語では、「どれだけ正確に訳せるか」よりも、限られた時間内で必要な情報を処理できるかが重視されています。


家庭でできる支援①:結果よりプロセスを見る

まず重要なのは、模試の点数だけで学習状況を判断しないことです。点数が伸びない背景には、

読み方が定着していない段階

処理速度が追いついていない段階

演習量がまだ不足している段階

など、さまざまな発達段階があります。

家庭では、「何点だったか」だけでなく、どこで時間を使っているのかに目を向けていただくことが大切です。


家庭でできる支援②:未知語で止まらない読み方を促す

英語が苦手な生徒ほど、分からない単語に出会った瞬間に思考が止まりがちです。
ご家庭では、

すべて訳そうとしなくてよい

大意が取れれば前に進んでよい

という読み方の方向性を共有していただくと、読解の流れが改善しやすくなります。

共通テスト英語では、完璧な和訳よりも処理の流れが重視されているためです。


家庭でできる支援③:演習時間を確保する

英語長文の処理力は、一定量の読解経験を通して徐々に安定していきます。いわば、パイロットが総飛行時間によって技能を高めていくのと同様に、英語読解も総処理量の積み重ねが大きく影響します。

したがって、

週にどれくらい長文に触れているか

時間を測って演習しているか

といった学習習慣を整えることが、成績改善の土台になります。


焦って難問に進ませないこと

成績を早く上げたい思いから、難度の高い長文に早期に取り組ませてしまうケースも見られます。しかし、基礎的な読解処理が不安定な段階では、難問演習がかえって負担になることもあります。

立て直し期ほど、

やや易しめの英文

処理し切れる分量

時間を意識した演習

を積み重ねることが重要です。


共通テスト英語は適切な手順で伸びていく

英語長文の読解力は、正しい順序で訓練を重ねていけば、多くの場合着実に改善していきます。

ご家庭では、

読み方の方向性を共有する

演習時間を確保する

過度に結果を急がない

この三点を意識して見守っていただくことが、長期的な伸びにつながります。

◆ 英語長文の立て直しについて相談したい保護者の方へ
人見読解塾では、生徒一人ひとりの読解プロセスを分析し、共通テスト英語で安定得点を取るための指導を行っています。

👉 人見読解塾の英語指導についてはこちら

👉現代文の模試もボロボロな方はこちらも参考になさってください。

英語長文が読めない人の共通点|伸び悩む受験生の典型パターン

英語長文に取り組んでいるのに、なかなか得点が伸びない。
時間をかけて読んでいるのに、模試では安定しない――。

このような悩みを抱える受験生は少なくありません。

しかし指導の現場で見ていると、英語長文が読めない原因は、単なる単語力不足や文法力不足ではない場合が多くあります。むしろ、読み方のプロセスそのものに共通したつまずきが見られることがほとんどです。

本記事では、人見読解塾の指導経験をもとに、英語長文で伸び悩む受験生に共通する典型パターンを整理します。


英語長文が読めない人には共通点がある

英語長文が苦手な受験生の多くは、「もっと単語を覚えなければ」「文法が足りないのでは」と考えがちです。

もちろん基礎力は重要です。しかし、一定の語彙・文法知識があっても得点が安定しない場合、問題は知識量ではなく、読解の進め方にある可能性が高いと言えます。

実際、伸び悩む受験生にはいくつかの共通した読み方の癖が見られます。


共通点① 一文を完璧に訳そうとする

最もよく見られるのが、「一文完璧主義」です。

英語が苦手な受験生ほど、

一語一語の意味を確定させようとする

和訳として自然かどうかにこだわる

少しでも曖昧さがあると先に進めない

という読み方になりがちです。

しかし共通テストをはじめ、大学入試の英語長文は、全文を精密に和訳できるかを測る試験ではありません。限られた時間の中で、必要な情報を的確に拾えるかが問われています。

一文に時間をかけすぎる読み方では、どうしても後半で時間が足りなくなり、得点が不安定になります。


共通点② 未知語で止まってしまう

次に多いのが、分からない単語に出会った瞬間に思考が止まってしまうパターンです。

英語長文では、どれだけ準備していても未知語に出会う可能性はあります。ここで重要なのは、完全理解を保留して読み進める力です。

ところが伸び悩む受験生ほど、

単語の意味を考え込みすぎる

文脈からの推測ができない

流れを止めてしまう

という傾向が見られます。

英語読解では、「虫食いのまま前に進む」処理耐性が得点の安定に直結します。


共通点③ 根拠を意識して読めていない

もう一つ重要なのが、設問の根拠意識の弱さです。

英語長文の得点が安定している受験生は、本文を読むときから、

どこが設問の根拠になるか

という視点を持っています。

一方で伸び悩む受験生は、

内容理解に終始する

設問との対応を意識しない

選択肢判断に時間がかかる

という状態になりやすいのです。

大学入試の英語は、「読めたかどうか」ではなく、根拠に基づいて判断できたかどうかが問われています。


英語長文は「処理訓練」で安定する

英語長文の読解力は、短期間で劇的に伸びる種類の力ではありません。

正しい読み方を身につけたうえで、

一文に時間をかけすぎない

未知語で止まらない

根拠を意識して読む

という処理を積み重ねていく中で、徐々に安定していきます。

英語読解力は、知識量だけでなく、適切なプロセスでの総処理量によって形成される側面が大きいのです。


◆ 英語長文の読み方を基礎から立て直したい方へ
人見読解塾では、単語暗記や小手先のテクニックに依存しない、大学入試で通用する読解プロセスの定着を重視した指導を行っています。英語長文の得点が安定しない場合は、本章の他の記事もあわせて確認してみてください。

共通テスト「英語」を時間内に解ききる方法

共通テストの英語の問題文は、「段落ごとに何を言ってるのかを取ってください」といっています。そういった問題設計になっています。

したがって、文中にある副詞がよく分からなかろうと、名詞の意味が分からなかろうと、第2問の問題文に出てくる学校名が読めなかろうと、そうなことはどうでもよく、とりあえず主語と述語動詞だけを取ってサクサクと前に読み進めることが重要です。

意味の分からない単語が出てくるたびに立ち止まっているから、時間内に解けないのです。

それでは設問が解けないだろうと思うかもしれません。問題の構造を洞察できていないからそういった疑問が生まれます。

問題の設計は「各段落で何を言ってるのか」がとれれば充分答えることができるようになっています。

先に設問を読んでから本文を読むとか、先にノート(サマリー)に目を通してから問題文を読むなどのテクニックは、おそらく皆さん実践しておられると思います。それでも時間切れになってしまう場合、文章の細かなところは捨象し、主語と述語動詞だけを追いかけてみてください。


ちなみに、難関私大の現代文もまったく同じです。早稲田の現代文など、学部生でも理解できない哲学の文章が出てきたりします。哲学の文章は一文がかなり長いし、そもそも普段わたしたちが意識していない概念をテーマとしていますから、普通に読んだのでは理解できません。

したがって、主語と述語だけを追いかけていきます。共通テストの英語もまったく同じです。読まなくていいところ、読めなくていいところに拘泥するから時間切れになるのです。

共テ対策「時間内に解けない!」を解決する方法

ネット上には共テの英語の問題を時間内に解ききる方法について、さまざまなことが書かれています。また、共通テストの英語の過去問(赤本)の冒頭にも、時間内に解ききるテクニックが書かれています。それらを読んだ上で、以下に私の思う解決法をいくつか述べてみたいと思います。

1,大問1つをまるまる落とす
共テはなにも満点を取らなくてもかまわない試験です。国公立であれば、自分が志望する大学の正答率が公表されているでしょう。私大も同様に、おおむね何割ぐらいの正答率があればよいのか、データが出ているでしょう。例えば8割であれば、大問1つを落とし、その代わり、手をつけた問題は全て正解できるようにするという対策があります。もちろんこれは、ある程度英語の基礎力がないとできませんが、逆に基礎力があれば充分可能なテクニックです。


2,先にサマリーに目を通す
サマリーは読むのが面倒くさい長文読解問題に何が書かれてあるのかを概説してくれています。それにざっと目を通すだけで、だいたいどんなことが書かれてあるのか、どんな順番で書かれてあるのかが見えてきます。サマリー目を通さないでいきなり問題文を読むから「クマムシ」につまずくのです。


3,英文を前から訳すクセをつける
英語は前から、チャンク(かたまり)ごとに訳します。例えば、主語で切る。動詞で切る。目的語で切る。関係代名詞節をかっこに入れる。前置詞の前で切る。などし、前から読んでいきます。そのクセをつけておかないと共テの問題は時間内に解き切れません。


共テの英語の問題は新課程の問題が導入されて、ほぼ高校生の限界の分量になっています。国語も同じです。私はそのことを決して良いとは思っていません。特に国語など、選択肢を吟味するテクニックを磨けば磨くほど点数が上がるのであって、論理的思考力なんて全く必要のないただの情報処理問題です。しかし、共テを使わないと志望校に合格できないのであれば、どうにか大学側が求める正答率をクリアする必要があります。上記のことを参考に、ぜひ頑張ってください!

共通テストの英語の速読ってどうやるの?「最も基本的な勉強法を3つご紹介」

共通テスト(英語)の赤本には「 1分間で130語」読めることを目標に頑張ろう! と書かれてあります。早い話が「速読頑張ってね」ということです。

さて、では、どうすれば速く読めるようになるのか? 以下に、最も一般的な方法を3つご紹介しましょう。

1,英単語を覚える
これは当たり前ですよね。単語の意味がわからないとそこで読みが詰まるわけですから。

まず単語を覚えよう。「ターゲット1900」でも何でもいいので、1冊仕上げましょう。


2,何と何を結ぶ「and」なのかを理解する訓練をする
学校の英語の授業や、自分で長文読解の問題集を解いている時、設問が解けたからOKではダメです。問題文の「隅々まで」理解することが「本当の」勉強です。とくに関関同立MARCHに合格したければそういう勉強をすべきです。

さて、速読において重要なのは、「and」です。何と何を結ぶand なのかが即座に取れないと、そこで読みが詰まって1分に130語も読めなくなります。

何と何を結ぶandなのかを毎日意識して読解演習をしましょう。


3,スラッシュリーディング
英文を前から「かたまりで」捉えつつ読むことをスラッシュリーディングと言いますよね。

速く読もうと思えば、一文を最後まで読んで、また前に戻って悠長に訳すなんてことはできません。読んだそばから頭の中に和訳が立ち上がってくる状態にするしかありません(英語を英語のまま理解できればなおいいわけですが)。

たとえば、

その本は/リサが脇に抱えている/出版された/1980年に/イギリスで

という感じで読むわけですが、まあ意味はとれますよね?

スラッシュリーディングの訓練は、東進などの予備校がいい問題集を出していますので、それで勉強なさるといいと思います。


(おまけ)修飾ことばに慣れよう
以上、3つの方法について言及しました。以下はおまけです。

装飾ことば、すなわち関係代名詞節や分詞などに慣れましょうというお話です。英文はスラッシュリーディングができればさほど読解に困ることはありません。

本音を申せば、共通テストの英語のように1分間に130語読みましょうというのはちょっとやり過ぎではないかと思いますが、それでもまあ、スラッシュリーディングで読んでいけばさほど困ることはありません。

ただし、私が授業をしてきた中で感じるのは、修飾ことば、すなわち関係代名詞節や分詞のところで立ち止まってしまって、時間を食っているケースが多いということです。

関係代名詞節や分詞というのは、すぐ直前の名詞を単に修飾しているだけですから、文章の大意を取ろうと思えば、極端に言えば読まなくてもいいものです。

たとえば、「去年までおじいちゃんが持っていた本を私はもらった」という文章の場合、文章の骨組みは「私は もらった」であり、何をもらったかこといえば本です。「去年までおじいちゃんが持っていた」というのは関係代名詞や分詞を使って後からくっつけられている言葉であり、それを端折って読んでも大きく困ることはありません。

もちろん選択肢問題で端折った箇所が出てくる可能性は充分にありますが、とりあえず急いで思うと思えば、関係代名詞節はさらっと読んでしまえばいいのです。

が、すぐ直前の名詞を修飾しているだけというのがうまく理解できない生徒さんがなぜか多い。これが私の知っている実態です。

だからといって、文法の問題集をやってもさほど読めるようにはならないもので、こういうのは日々少しずつ長文読解演習を行いながら慣れていくのがベターではないかと思います。

慣れてしまえば、スラッシュリーディングがサクサクできるようになる生徒さんが多いです。

基礎的な読み方が整ってきたら、次に重要になるのが時間配分の設計です。共通テスト英語では、処理順序によって得点の安定度が大きく変わります。

【2章 英語 長文読解の本質】

英語長文が読めない最大の原因は、「読む量」ではなく「読み方の誤解」にあります。多くの受験生は、長文を最初から最後まで丁寧に読もうとして時間不足に陥ります。

しかし、共通テストや難関大の英語で高得点を取る生徒は、本文の読み方と情報処理の順序を明確に理解しています。

この章では、英語長文を安定して読み切るための思考法、スラッシュリーディングの本質、設問処理の技術まで、実戦的に解説します。

長文になると点数が落ちる方、時間内に解き終わらない方は、ここから読んでください。

英語で時間が足りなくなる本当の原因

共通テスト英語で時間が足りなくなる理由

共通テスト英語で時間が足りなくなる主な原因は、選択肢の処理に時間をかけすぎていることです。

特に初学者は、選択肢の語句が本文のどこにあるのかを探す段階で時間を消耗しがちです。

共通テスト英語の基本的な解き方は、次の3ステップに整理できます。

1.選択肢のキーワードを手がかりに本文中の該当箇所を探す
2.該当箇所の前後2〜3文を読む
3.本文の根拠に基づいて正誤を判断する

この処理に慣れていないと、後半の大問に十分な時間を残すことができません。


◆ 判断に迷う選択肢は「△」で処理する

共通テスト英語では、本文の情報だけでは正誤を断定できない「△型の選択肢」が多く含まれています。

こうした選択肢に時間をかけすぎると、全体の時間配分が崩れます。判断に迷う場合は、本文の根拠と一致しているかどうかを基準に、△を適切に使いながら処理を進めることが重要です。

共通テスト英語で時間が足りなくなる最大の原因は、読むスピードそのものではありません。多くの場合、受験生は選択肢の処理に時間をかけすぎているのです。

特に初学者に多いのが、選択肢に含まれている語句が本文のどこにあるのかを探す段階で手間取ってしまうケースです。

共通テスト英語の読解では、まず選択肢のキーワードを手がかりに本文中の該当箇所を特定し、その前後2〜3文程度を読んで正誤を判断する、というのが基本的な流れになります。

ところが、この「探す」という作業自体に時間がかかってしまうと、後半の大問に十分な時間を残すことができません。


「探す力」は慣れによって伸びる

ここで重要なのは、「探す力」は特別な才能ではなく、解き慣れることによって身につく処理技能だという点です。

したがって、英語長文が苦手な段階では、

どの語句を手がかりにするか

本文のどこを見に行くか

必要な範囲だけを読む

という一連の動きを、演習を通して体に覚えさせていく必要があります。

精読力の強化も重要ですが、共通テスト対策という観点では、まず「探して当てる」処理のスピードを上げることが不可欠です。


正誤判断では「△」を積極的に使う

もう一つ、時間切れを防ぐうえで非常に重要なのが、△(判断保留)を適切に使うことです。△とは、本文の情報だけでは正誤を断定できない選択肢を指します。これは現代文の選択肢処理とまったく同じ考え方です。

共通テスト英語では、一見もっともらしく見えるものの、本文の根拠と厳密には一致しない選択肢が数多く含まれています。こうした選択肢に時間をかけて迷い続けてしまうと、それだけで全体の時間配分が崩れてしまいます。


共通テストの作問意図を理解する

共通テスト英語は、単に英文を正確に読めるかどうかだけを測っている試験ではありません。限られた時間の中で、必要な情報を的確に拾い、不要な選択肢を素早く処理できるかという情報処理力が強く問われています。

実際、判断に迷わせる△型の選択肢は意図的に多く配置されています。こうした設問構造を理解せず、すべての選択肢を同じ重さで検討してしまうと、どれだけ英語力があっても時間切れに陥りやすくなります。


共通テスト英語は「処理設計」で間に合う

共通テスト英語で安定して解き切るために必要なのは、

本文中の該当箇所を素早く特定する力

必要な範囲だけを読む判断力

△を適切に使った選択肢処理

この3点を意識した読解プロセスです。時間が足りないと感じている場合、まずは読むスピードを上げようとする前に、選択肢処理の設計そのものを見直すことが重要になります。

しかし、時間配分を決めていても解き切れない場合は、実際の設問処理に時間を取られている可能性があります。時間が足りなくなる具体的な原因については、本章の次の記事で詳しく解説しています。

共通テスト英語で時間が足りない人へ|原因と今すぐできる対策

時間配分の目安については、本章前半の記事で整理しています。まず全体の配分を確認したい方は、そちらから確認してください。

さて、共通テスト英語を解いていると、最後まで解き切れない。毎回どこかで時間が足りなくなる――。この悩みは、英語が苦手な受験生だけでなく、ある程度読める受験生にも非常に多く見られます。

しかし、時間切れの原因の多くは、単純な読解スピード不足ではありません。多くの場合、設問処理の進め方と時間配分の設計に問題があります

本記事では、人見読解塾の指導経験をもとに、共通テスト英語で時間が足りなくなる主な原因と、今日から実践できる具体的な対策を解説します。


共通テスト英語で時間が足りなくなる主な原因

時間切れが起きる受験生には、いくつか共通するパターンがあります。

すべての英文を丁寧に読もうとしている

分からない単語で立ち止まってしまう

選択肢の検討に時間をかけすぎている

解き順と時間配分を決めていない

共通テスト英語は、限られた時間の中で必要な情報を処理できるかどうかを測る試験です。そのため、「正確に読む」だけでは時間切れを防ぐことはできません。


特に多いのは「選択肢処理の遅さ」

指導現場で最も多く見られるのは、選択肢の処理に時間がかかりすぎているケースです。共通テスト英語では、

1.選択肢のキーワードを確認する
2.本文中の該当箇所を探す
3.前後2〜3文を読んで判断する

という流れで解くのが基本です。

しかし、この「探す」工程に時間がかかると、後半の大問に十分な時間を残すことができません。

分からない単語で止まらないこと

もう一つ時間切れの大きな原因が、未知語で思考が止まってしまうことです。共通テスト英語では、すべての語を厳密に理解しなくても、設問に必要な情報は十分に拾えるように作られています。

したがって、

文脈から大意を推測する

虫食いのまま読み進める

完璧な和訳を目指さない

という読み方が重要になります。


時間が足りない人が今日からやるべき対策

時間切れを防ぐために、まず次の点を見直してください。

① 解き順と時間配分を事前に決める
本番で考えるのではなく、演習段階で自分の時間配分を固定しておくことが重要です。推奨される時間配分は各予備校が出している実戦創作問題集の巻頭に書いてあります。

② 根拠特定の練習を増やす
選択肢処理の速度は、慣れによって大きく改善します。

キーワードに印を付ける

根拠箇所を探す

○×△で判断する

この訓練を繰り返すことで、処理時間は確実に短縮されます。

③ 一文完璧主義をやめる
共通テスト英語では、段落全体の流れを優先して読む意識が不可欠です。多少あいまいな部分があっても、前に進めるかどうかが時間配分を安定させます。


共通テスト英語は「設計」で時間内に解ける

共通テスト英語で時間が足りない場合、多くは能力不足ではなく、読解プロセスの設計の問題です。

どこを精読するか

どこを流すか

どの順序で処理するか

この三点が整ってくると、同じ読解力でも解き切れる確率は大きく変わります。時間が足りないと感じている場合は、まず読み方そのものを見直してみてください。

◆ 共通テスト英語を時間内に解き切りたい方へ
人見読解塾では、時間配分の設計から根拠特定の訓練まで、共通テスト英語で安定得点を取るための指導を行っています。

👉 人見読解塾の英語指導についてはこちら

👉共通テスト国語も時間切れになる人はこちら

英語の長文が読めない人へ「読めるようになる」勉強法とは?

何百人もの生徒さんを見てきてわかることは、英語の長文読解問題が読めない人は、関係代名詞節や不定詞、現在分詞、過去分詞が理解できていないようです。なので、それらをまず「長文読解問題を使って」解説します。

文法書の一問一答のつまらない問題を解く必要がある人は仕方ないので、それを使いますが、大抵の場合、しつこく、長文読解問題を一緒に訳していくうちに身についてきます。


また、高校3年になってもまだ、主語と動詞を特定できないゆえに読めない人もいます。そういう人には主語と動詞の取り方をお教えしますので、一緒に読んでいきましょう。

さらに、目的語は英語でも絶対に「を」という助詞で表しますが(ごはんを食べる、の、を、です)、目的語を表す時に「に」とか「の」という助詞を使って訳す人がいます。そうするととたんに解釈が崩れてきて、その次の文章も訳せなくなって、結局すべてが崩壊します。文脈をとる以前の問題です。このへんは「文法に対する絶対的な信頼を持っているか否か」という「感覚」が、じつは重要になってきます。「読む」って「感覚」にも依拠してるんですねえ。


この感覚を養うには、長文読解の演習量を増やすしかありません。すなわち、読めない人は、これまでたくさん読んでないから読めないのです。私と一緒に読めるようになるまで、たくさん読んでいこう。ひとりで読むわけではないので、苦痛ではないはずです。

たくさん読むコツ
たくさん読もうと思えば、まずは読むことだ。というのは昭和の論法ですが、一面の真理ではあるはずです。しかし、今は令和であって、それを言っても仕方ないので、違うことを話したいと思います。

たくさん読むコツはそれこそたくさんありますが、1つには、同じ文章を何回も読むことです。

例えば、教科書のレッス1からレッスン3はあるていど馴染みがあって「まあまあ読める」ということであれば、レッスン1からレッスン3を毎日5分でいいので音読しよう。
5分でレッスン3の終わりまでたどりつけないでしょうから、何日かに分けてレッスン3の終わりまで音読しましょう。毎日やるのです。1週間も続けていれば、2週間目からはすらすら読めるようになるでしょう。2週間目には音読すれば即座に頭の中に和訳が立ち上がってくるようになるでしょう。

そのようにして、同じ文章を繰り返し音読するのです。そうすると、1カ月もすればレッスン1からレッスン3は完璧に速く読めるようになります。

この「完璧に仕上がったこと」があなたの自信になります。というのは一般的な説明ですが、完璧に仕上がったことがあなたを読めるように「おのずから」導いてくれるのです。言葉というのは100%何らかのロジックでできているものではなく、生活の中からおのずと立ち上がってきたものですから、何かができるようになれば、そのできるようになったことがあなたをさらにできるように導いてくれます。言語の習得というのはそういった不思議な側面があります。

ぜひ、「完璧に出来るもの」を1つ、つくってみてはいかがでしょうか?

受験に勝つ英語の勉強法|スラッシュリーディングと情報処理力で差がつく!

英語の勉強というと、「文法を覚える」「単語帳をやる」といった基礎練習ばかりを思い浮かべる人が多いでしょう。しかし、共通テストや難関私大の英語では、それだけでは通用しません。なぜなら、現代の英語試験は「読めるかどうか」よりも、「どれだけ速く・正確に情報を処理できるか」が問われているからです。

本コラムでは、共通テスト・私立大学・国公立二次に共通する“3つの受験英語の本質”を解説します。高校2年生の秋から動き出さないと9割突破は夢に終わると私は思います。やることが多すぎるからです。


① スラッシュリーディング=共通テスト英語の前提
共通テスト英語は、長文を速く正確に読む「スラッシュリーディング」が前提になっています。1文を文法的に分解しながら、前から理解していく力が必要なのです。

たとえば次の英文を見てみましょう。

Students who take part in volunteering activities often find themselves learning more about teamwork than they expected.

この英文を“文末から訳す”従来の方法では、途中で主語と動詞の関係が見えにくくなり、意味がぼやけてしまいます。

しかし、スラッシュを入れて読むとこうなります:

Students who take part in volunteering activities / often find themselves / learning more about teamwork / than they expected.

こう読むことで、「誰が何をしているのか」「どの部分が修飾しているのか」が瞬時に理解できるようになります。これが共通テストの読解スピードを上げる鍵です。

実際、スラッシュリーディングをマスターした生徒は、英文の構造を正確にとらえ、内容一致問題の正答率が飛躍的に上がります。


② 情報処理能力=ノート・チラシ・ハンドアウト問題に対応する力
共通テストの大きな特徴は、「長文を読む試験」ではなく、「情報処理をする試験」である点です。英文の中に、ノート・表・チラシ・Eメールなどが混在し、それらを“情報として処理する”ことが求められています。

英語の読解力に加えて、複数の英文資料を比較・統合し、答えを導く力が必要なのです。たとえば、ある資料では「Aコースは週3回」、別の資料では「週末の講座のみ」など、複数情報を整理しなければ正解にたどり着けません。

これは日本語であっても難しい(めんどくさい)作業です。英語でそれを行うためには、

情報の優先順位を判断する力

根拠を一瞬で見抜くスキャン能力

「読む」ではなく「処理する」意識

が必要になります。

共通テスト英語で9割を狙うには、この英語情報処理力を鍛えることが不可欠です。


③ 私大対策=大学ごとの“出題のクセ”に慣れる
共通テストが「情報処理」中心である一方、私立大学の英語は「論理と設問処理力」が問われます。大学ごとに文章の傾向が明確に異なり、設問形式にもクセがあります。

たとえば、

明治大学・立教大学:内容一致+要約型が多い

関西大学・関学・同志社:ディスコースマーカー(however, therefore など)の理解が得点の鍵

早稲田大学:文構造が複雑で、段落関係を見抜く「構造読解力」が必須

これらは、過去問を分析して「どのように問われているか」を体感しなければ、決して対応できません。つまり、「文法+単語」だけの勉強では足りず、大学ごとの出題ロジックに慣れる訓練が必要なのです。


④ 「あと3か月で何とかなる」と思っている人へ
英語は3か月では仕上がりません。だから私は、特段の事情のある高3生以外は、今の時期(10月です)はとりません。今は高2生のみの募集にしています。文法・単語・構文・情報処理力・過去問分析——これらをすべて積み上げるには時間がかかるからです。

特に共通テストは、「読めるようになった」だけでは点が取れません。英語を情報として扱い、瞬時に判断する力が問われているからです。

ですから、「高3になってから頑張る」では遅いのです。高2の10月から受験対策を始める。この一歩が、翌年の春に笑顔で合格通知を受け取るための最短ルートです。


⑤ 人見読解塾の英語講座では
人見読解塾では、

- 英検2級レベルの英文をスラッシュリーディングで前から読む訓練

- 共通テスト型の情報処理問題への実践演習

- 大学別過去問を使った出題傾向の分析

の3ステップで、最短距離で9割突破を狙います。

また、単語や文法だけでなく、「構造読解」と「根拠の探し方」まで教えます。その結果、模試の点数が安定し、私大・国公立ともに対応できる“読む力と処理力”を養うことができます。


まとめ|英語は「読む」から「処理する」へ
共通テスト・私大入試に共通しているのは、「英語を情報として扱う力」が試されているということ。ただ読むだけではなく、文構造を理解し、情報を整理し、根拠を見抜く。このスキルこそが9割への鍵です。

高校2年生の秋から始めれば、確実に間に合います。焦らず、しかし早く。正しい方法で積み上げることが、英語で受験に勝つ唯一の道です。
み、情報処理力で設問を突破。私大の出題傾向にも対応する学習法を紹介します。


📚 あわせて読みたい:9割を狙うシリーズ

- 共通テスト現代文で9割を狙う方法|情報処理と論理読解力の鍛え方

- 共通テスト古文・漢文で9割を狙う方法|古文を“情報処理”する時代へ

- 大学入試小論文で9割を狙う方法|地に足のついた思考と上位概念の洞察

👉すべての科目で9割突破を目指すなら、[人見読解塾トップページはこちら]

英語の長文読解問題を速く読む方法を教えてください

1分間に130語読めるように頑張ろう」と共通テストの赤本の冒頭に書かれています。どうすれば1分間に130語も読めるようになるのか?

1つには、音読の練習をするしかありません。

共通テストの問題文は、私はさほどいい文章だと思わないので、よそで良問を探し、それを使って、スラスラ読めるまで何回も音読の練習をすることをお勧めします。


例えば、ある生徒さんは北海道大学医学部(総合理系)に向けて勉強していますが、北大の英語はかなり良問ですから、それを使って音読の練習をしています。


2つ目。文章の構造に明るくなろう。

例えば、andという接続詞は中学1年生でも知っている接続詞ですが、長文読解においては「何と何を結ぶandなのか」が即座に理解できないと、とたんに読むスピードが遅くなります。頭の中で「詰まる」からです。


何と何を結ぶandなのかについては、それの特定の仕方が有ります。もう、こんなのはテクニックです。


他にもいろんな対策法がありますが、例えばそういったテクニックを習得することによって、1分間に130語読めるようになるかと思います。


接続詞に着目する
ちなみに、接続詞に着目しながら読むというのも、早く読む方法の1つです。なぜなら早く読めないというのは、頭の中で「何を言ってるのか」がスラスラと理解できず、つまずきつまずき読んでしまっているからです。

頭の中で「何を言っているのか」がスラスラ理解できるというのは、前に読んだ文章と今読んでいる文章の「関係」が理解できるからです。日本語で書かれた文章であっても、英語で書かれた文章であっても、前に読んだ文章と今読んでいる文章と、次に読む文章の「関係」がよくわからないとスラスラと読めないのです。

これは単語の意味が1つ2つ分からなくても、やろうと思えばできるテクニックです。つまり、接続詞に着目しながら読めばいいのです。

例えば、神戸大学の入試問題では必ず、「何を言ってるのやらさっぱりわからない段落(文章)」が現れます。しかし、その段落(文章)の前や後ろには必ず、順接の接続詞か逆接の接続詞が置かれています。

例えば、「がん患者は近年減りつつある」ということを言っている段落の直後に、「しかし」ときたら、がん以外の病気の患者さんが増えていると言っているのか? とか、将来的にはがん患者は増える可能性があると言いたいのか? 要するに、近年がん患者が減っているという情報と正反対のことを言っているということですよね。

という感じで読んでいくことを「推論読み」といいます。多くの高校生は1文の構造をとるのに精一杯だから、頭の中で1文ずつ和訳します。だから、今読んでいる文章と前に読んだ文章の「関係」が全く掴めておらず、その結果、「何を言ってるのか」がよく分からなくなって、徐々に集中力が切れてきてガチャガチャになるのです。
推論読みを意識して、推論読みを習慣化してください。サクサクと読めます。

英検の要約問題の解き方|接続詞と指示語をたどれば9割取れる!

英検の読解問題の中でも、特に時間を取られやすいのが「英文要約問題」です。しかし、実はコツさえつかめば、誰でも安定して高得点を狙うことができます。

ポイントはただひとつ——接続詞と指示語(this・that・these・those)に依拠して解くことです。

① 要約のカギは「接続詞」にある
英検の要約問題は、文章の論理展開をどれだけ正確に把握できるかを問う問題です。
その論理を見抜く最も簡単な方法が「接続詞」をたどることです。

たとえば、2024年度第2回・第4問の英文要約を例に見てみましょう。いつも通り、全体は3段落構成です。


第1段落
接続詞があまり見られず、どの文が重要なのかぱっと見では判断できません。ここで悩んで時間を浪費するよりも、すぐに第2段落へ進むことがポイントです。

第2段落
冒頭に “These  have~.” という文があります。この These は第1段落の2文目を指しています。つまり、第1段落の要約は2文目にあることがわかります。

さらに “Also”(また)という接続詞が出てきます。“また” の前後を要約して1つのポイントとしてまとめればOKです。

第3段落
“On the other hand,”(他方で)から始まっています。つまり第2段落と対比して「インターンシップのデメリット」を述べているのです。さらに “Also” があるため、デメリットは2つあることがわかります。


② 指示語(this・that・it)をたどる
要約で見落とされがちなのが「指示語」の処理です。“This” や “That” が出てきたときは、何を指しているのかを即座に特定しましょう。

これを怠ると、要約文に必要な情報が抜け落ちてしまいます。逆に、指示語の指し示す内容を特定できれば、文章の構造が一気にクリアになります。


③ まず日本語で「論理の流れ」を理解する
英語で要約しようとする前に、まずは日本語で段落の論理を整理することが大切です。つまり現代文の能力を使おうぜ、ということ。

どんな接続詞で展開しているのか

指示語は何を指しているのか

対比・原因・補足など、論理関係はどうなっているのか

これを日本語で言えるようにしてから英文にすれば、短時間で正確な要約ができます。


④ 要約とは「文章の圧縮」である
要約とは、文章の情報を論理的に圧縮する作業です。もちろん、圧縮すれば著者の主張すべてを入れることはできません。しかし、英検をはじめベネッセや共通テストを作成する出題者が求めているのは、

「接続詞と指示語を手がかりに、論理的に情報を整理できるか」

という力です。

つまり、「感覚で読む」のではなく「構造で読む」。これが9割を取る人の読解スタイルです。


⑤ 実践練習で“構造”を体に染み込ませる
練習の際は、次のステップを意識しましょう。

過去問を解く

接続詞と指示語に下線を引く

各段落を1文で要約する

その要約をつなげて全体を100語前後にまとめる

このトレーニングを繰り返すことで、段落構造を瞬時に読み取る力が身につきます


⑥ 小論文対策にもつながる
実はこの「接続詞・指示語に依拠して文章を圧縮する」方法は、小論文の課題文要約にも完全に応用できます。課題文型小論文もまた、「文章構造を理解して圧縮せよ」という試験だからです。英検で要約力を磨けば、小論文や共通テスト現代文の得点力も確実に上がります。


🎓 まとめ:接続詞と指示語をたどるだけで9割取れる
英検の要約問題は、英文を“全部訳す”必要はありません。接続詞で論理を、指示語で内容をつかめば、短時間で正確に答えが導けます。

「暗記」ではなく「構造理解」こそが、英語を読む力の本質です。

人見読解塾では、こうした論理構造の読解法を徹底的にトレーニングしています。英語を“読める”ではなく、“処理できる”レベルへ——これが合格への最短ルートです。

時間配分を安定させるためには、設問の根拠を素早く特定できる読解技術も不可欠です。次章では、英語長文の根拠の見つけ方を詳しく解説します。


📚 あわせて読みたい:9割を狙うシリーズ

👉 国語と英語で9割突破を目指すなら、人見読解塾トップページ へ。

【3章 英語が苦手な人の基礎改善】

共通テスト英語は、「英語力」だけで点数が決まる試験ではありません。実際には、情報処理力・設問の読み方・時間配分といった複合的な技能が問われています。

そのため、正しい解き方の型を知らないまま演習量だけを増やしても、得点は安定しません。

人見読解塾では、共通テスト英語を「探し方の試験」と捉え、本文読解と設問処理の両面から対策を組み立てています。

この章では、共通テスト英語で正答率9割を目指すための具体的戦略と、得点が伸び悩む原因を体系的に解説します。

英語長文の読み方のコツ|読める人が無意識にやっている手順

英語長文を読んでいるのに、なかなか成績が伸びない――。その原因は、単語力や文法力ではなく、読み方のプロセスにある可能性があります。

英語長文の読解に不安がある方は、まず本章の流れに沿って、読み方の基本から順に確認していきましょう。

本章では、大学受験英語で安定得点を取るための読解の基本手順を整理します。英語長文の読解が安定しない場合は、時間配分や設問処理の段階でつまずいている可能性もあります。必要に応じて他の記事もあわせて確認してみてください。


まず結論:英語長文は「全部理解しよう」としない

最も重要なコツはこれです。

英語長文は、一文一文を完璧に理解しようとしないこと。

英語が苦手な受験生ほど、

すべて訳そうとする

分からない単語で止まる

一文に時間をかけすぎる

という読み方になりがちです。

しかし共通テストをはじめ、大学入試の英語長文は、必要な情報を時間内に処理できるかを測る試験です。

完璧主義の読み方では、どうしても時間が足りなくなります。


コツ①:未知語は「虫食いのまま」前に進む

成績が伸びる生徒は、分からない単語に出会っても立ち止まりません。

文脈からおおよその意味を推測し、読み進めます。

共通テスト英語では、すべての語を厳密に理解しなくても、設問に必要な情報は拾えるように設計されています。

したがって、

完全な和訳を目指さない

大意を優先する

流れを止めない

この三点が重要になります。


コツ②:設問の「根拠」を探す読み方に切り替える

英語長文の得点が安定している受験生は、本文を読むときの意識が明確です。

それは、

「どこが設問の根拠になるか」

という視点を常に持っていることです。

単に内容を理解するだけでなく、

設問のキーワード

本文中の対応箇所

前後2〜3文の関係

を意識して読むことで、選択肢の判断速度が大きく変わります。


コツ③:前から処理する(返り読みを減らす)

時間が足りなくなる受験生の多くは、後ろから訳し直す「返り読み」の癖を持っています。

一方、得点が安定している生徒は、

前から意味のかたまりで読む

文構造を先に取る

読み返しを最小限にする

という処理ができています。

この違いが、最終的な読解速度に大きく影響します。


英語長文の力は「総処理量」で伸びていく

英語読解力は、短期間で急激に伸びるものではありません。

むしろ、一定量の英文処理を積み重ねる中で、徐々に安定していく力です。

よく、パイロットが総飛行時間で技能を測られると言われますが、英語長文の読解もこれに近い側面があります。

正しい読み方で演習量を積み重ねることが、最も確実な近道になります。

◆ 英語長文の読み方を基礎から立て直したい方へ
人見読解塾では、単なる解き方のテクニックではなく、大学入試で通用する読解プロセスの定着を重視した指導を行っています。

👉 人見読解塾の英語指導についてはこちら

👉共通テスト英語対策はこちら


◆ 英語長文対策を体系的に学びたい方へ

英語長文は、

「単語」「読み方」「時間配分」が

それぞれ別の技術として関係しています。

あわせて以下の記事も確認してみてください。

・英語長文の読み方のコツ

・共通テスト英語で時間が足りない人へ

・英語長文の根拠の見つけ方

共通テスト英語で正答率9割を取る「根拠の探し方」

本文のどこを読めばよいかが分かれば点数は劇的に伸びる

英語長文の基本的な読み方については、第3章冒頭の記事で全体像を整理しています。本記事では、設問の根拠特定に焦点を当てて解説します。

共通テスト英語は、英文を最初から最後まで読む必要はありません。
むしろ、正答率9割に到達する生徒の共通点は、

「解答の根拠が本文のどこにあるか」を
早く・正確に特定できること。

英語が苦手な生徒でも、
“根拠の探し方”さえ身につければ点数は安定します。
ここでは、その方法を体系的に解説します。


■ ① まず設問を読み、“検索ワード”を3つ抽出する

本文に入る前に 設問 → 選択肢 を見るのが9割の基本です。
そこで、生徒は以下の3種類だけを必ずチェックします。

🔍 検索ワード①:固有名詞

(人名・国名・建物名・団体名・商品名)

→ 本文中で見つけやすい。


🔍 検索ワード②:数字

(年代・時間・金額・割合)

→ ほぼ一瞬で見つかる。


🔍 検索ワード③:問いの核となる動詞/名詞

(decide, reason, effect, purpose, choose, allow, suggest など)

この3つを拾うだけで、本文を読む量は大幅に減ります。


■ ② 本文は“意味を取らずに”スキャンする

根拠箇所を探すためには、
本文を最初から読んではいけません。

正答率9割の生徒は、
英文を「読む」というより “視線を滑らせる” だけです。

◆ スキャン読みのコツ

左から右へ目を走らせる

検索ワードが見つかるまで止まらない

英語の意味を取ろうとしない(これが最重要)

スキャンはあくまで“位置情報”をつかむ作業です。


■ ③ 検索ワードを見つけたら、前後3行だけ読む

根拠は キーワードの直前・直後 に置かれています。
これは共通テストの構造上、意図的にそう作られています。

◆ 読むべき範囲はここだけ

キーワードの前3行

キーワードの後3行

必要に応じて段落の最初と最後

英語長文が苦手な生徒でも、
読むべき量がこれだけに限定されることで精度が爆上がりします。


■ ④ 選択肢と本文の“言い換え”を照合する

根拠箇所が見つかったら、次は選択肢を確認します。
共通テスト英語の選択肢は、本文をそのまま書き写しません。

必ず 意味を変えず別の表現に置き換える という特徴があります。

よくある言い換え例

because → due to / as a result of

many → a large number of

free → at no cost / without charge

encourage → allow / support

本文の“方向性”と一致している選択肢が正解。

逆に、

主語のズレ

数字の違い

時制の不一致

因果関係が逆

否定・肯定が逆

があれば×にできます。


■ ⑤ 正答率9割の生徒は「根拠はここ」と言える

最終的な決定力を左右するのは、

根拠箇所(行数)を1行で説明できるかどうか。

9割組は

“本文のこの部分と選択肢のこの言い換えが一致している”

と明確に言えます。

逆に、

「なんとなく合ってる気がする」で選ぶ生徒は安定しない。

根拠の位置を言語化できるかが、

正答率9割への最終ステップです。


🌿 まとめ|根拠さえ見つけられれば英語は必ず伸びる

共通テスト英語は、
全文読解ではなく、部分検索の試験。

正答率9割を取るために必要なのは

設問で検索ワードを抽出する

本文をスキャンする

キーワード付近3行だけ読む

選択肢との言い換えを照合する
この4ステップだけです。

英語が苦手な生徒ほど、
“読む量を減らした方が伸びる”
という逆転現象が起きます。

🔗 共通テスト 正答率9割シリーズ

◆ 国語も同じ“照合作業”で点数が伸びます

共通テスト古文・漢文で正答率9割を取る方法

◆ 現代文の選択肢処理を強化したい方はこちら

選択肢消去法で現代文の正答率を安定させる方法

◆ 学習の土台を整える“自己肯定感”講座

自己肯定感と生きづらさを整えるオンライン講座

共通テスト英語で9割を取る根拠の探し方

共通テスト英語は「長文をすべて理解できる人だけが高得点を取れる」と思われがちです。しかし実際には、決まった解き方の型を身につければ、誰でも正答率9割を安定して出すことができます。

本コラムでは、共通テスト英語のシンプルな解き方と勉強法のコツをわかりやすく解説し、英語を得点源にする具体的な手順を紹介します。


共通テスト英語は「前から和訳+宝探し」の試験
共通テスト英語は、難しい英文を深く解釈する試験ではなく、情報処理力を問う試験です。解答の根拠は必ず本文の中にあり、それをいかに素早く見つけ出せるかがカギになります。

さらに大切なのは、共通テスト英語は半分が

英検2級レベル程度の英文をサクサク読めるかを確認し、

残りの半分は「情報処理能力」を試しているという点です。

つまり、得点が伸びない理由は「英語力が足りないから」だけではありません。情報処理の型を知らないことこそが失点の原因になるのです。

本質をまとめると、次の4つです。

1,英文を前から和訳できることが大前提

2,解答箇所を探す「宝探しゲーム」である

3,選択肢は2つに絞れるように設計されている

4,言い換え表現を知らないと最後に1つに絞れない

この枠組みを理解するだけで、共通テスト英語がシンプルに見えてきます。


正答率9割を出すための4ステップ
- ステップ① 前から和訳する力をつける
共通テスト英語の読解スピードを決めるのは、スラッシュリーディングです。

例:
The teacher / encouraged the students / to read more books.
(先生は/生徒たちを励ました/もっと本を読むように)

このように、英文を前から順に理解できる力がなければ、設問に対応する箇所を素早く見つけることはできません。

- ステップ② 設問のキーワードを宝探しのように追う
共通テスト英語の設問は、必ず本文のある一部分に根拠があります。つまり、設問は本文中のどの文を探すかのヒントです。

設問に「reason」とあれば、本文の「cause」「why」と結びつく

設問に「main idea」とあれば、本文の「key point」「the author emphasizes」と対応する

こうしたキーワードを見抜き、本文で対応箇所を探す作業は、まさに宝探しゲームです。

- ステップ③ 選択肢は「書いてある/書いていない」で消す
現代文と同様、英語でも選択肢は「本文に書いてあるかどうか」で処理します。

本文に直接書かれている、または言い換えで一致する → 残す

本文に出ていない、一般常識や推測で補っている → 消す

この消去法を徹底すれば、5つの選択肢は自然に2つまで絞り込めます。共通テスト英語の正答率9割は、消去法を正しく実践できるかどうかにかかっています。

- ステップ④ 言い換え表現を知って2択を1つに絞る
最後に残る2つの選択肢は、どちらも本文と対応しているように見えることがあります。ここで決め手になるのが言い換え表現を許容できるかどうかです。

because → due to / since

students → learners / pupils

important → significant / essential

こうした同義表現を見抜けなければ、最後の2択で迷ってしまいます。言い換えの許容範囲を知っているかが9割突破の分かれ目です。


ノート・ハンドアウト型問題への対応
共通テスト英語には、ノートやハンドアウトなどの「資料」が問題文とともに提示されます。ここでは、空欄の前後が「何を根拠に何をしろと言っているのか」を示しています。つまり、単に本文を探すだけでなく、空欄が出している“指示”を読むことが最大のポイントです。


共通テスト英語を得点源にする勉強法
毎日スラッシュリーディングを練習する

設問のキーワードと本文を結びつける習慣をつける

選択肢を「書いてある/書いてない」で消す練習を徹底する

同義表現・言い換え表現をストックしておく

ノート・ハンドアウト問題は“空欄の指示”を読む練習をする

これらを繰り返すことで、共通テスト英語は短期間でも安定して伸ばせます。


まとめ:情報処理の型で9割を安定させる
共通テスト英語は難解な英語の試験ではありません。英語という「暗号」を配した情報処理問題です。古文や漢文が「古い日本語という暗号を使った情報処理問題」であるのとおなじです。したがって、正しい解法の型を身につければ、正答率9割は十分に可能です。

- 前から和訳できる力をつける

- 設問キーワードをもとに本文から答えを探す

- 選択肢を「書いてある/書いていない」で消す

- 言い換え表現を見抜いて最後に1つに絞る

-ノート・ハンドアウト問題は空欄の指示を読む

半分は英検2級レベルの英文をスピード感をもって読む力、残り半分は情報処理力を確認しているのが共通テスト英語です。英語力が足りないから点が伸びないのではなく、正しい解き方を知らないことが最大の壁なのです。

上記の流れを徹底すれば、共通テスト英語はあなたの強力な得点源になります。

あと3か月。毎日の練習で、この型を身体に染み込ませていきましょう。

英語長文の根拠の見つけ方|共通テストで外さない選択肢処理

英語長文の内容は何となく分かるのに、選択肢問題で点数を落としてしまう。共通テスト英語で、この悩みを抱えている受験生は非常に多くいます。

しかし、選択肢問題で失点が続く最大の原因は、英語力そのものではありません。多くの場合、根拠の探し方と選択肢の処理手順があいまいなまま解いていることにあります。
本記事では、人見読解塾の指導経験をもとに、英語長文で正答率を安定させるための「根拠の見つけ方」を体系的に解説します。


英語長文で失点する本当の原因

英語長文の選択肢問題で失点が続く原因は、主に次の3つです。

1.本文のどこを見ればよいか分かっていない
2.選択肢を雰囲気で選んでしまう
3.本文と選択肢の対応関係を精査していない

共通テスト英語では、「だいたい合っている」では正解になりません。本文中の根拠と一致しているかどうかが、唯一の判断基準になります。


根拠の見つけ方:基本の3ステップ

英語長文の選択肢問題は、次の手順で処理するのが基本です。

1.設問文・選択肢のキーワードに注目する
2.本文中の該当箇所を特定する
3.前後2〜3文を読んで正誤を判断する

この流れを機械的に実行できるようになると、正答率と処理速度は同時に安定してきます。

STEP1:キーワードを手がかりにする
まず最初に行うべきは、選択肢の中に含まれている意味の核となる語句を特定することです。共通テスト英語では、本文と無関係に根拠が置かれることは基本的にありません。したがって、選択肢のキーワードを手がかりに本文を検索する意識が重要になります。ここで全文を丁寧に読み直そうとすると、時間が大きく失われます


STEP2:該当箇所の前後だけを読む
キーワードの位置を特定したら、その周辺すべてを精読する必要はありません。原則として、該当箇所の前後2〜3文程度を読めば、正誤判断に必要な情報はそろいます。共通テスト英語は、限られた時間内での情報処理力を測る試験です。必要な範囲だけを読むという意識が、時間配分を安定させるうえで極めて重要です。


STEP3:本文一致で機械的に判断する
最終判断では、必ず本文の表現と照合します。チェック基準はシンプルです。

本文と一致 → ○

本文と矛盾 → ×

本文からは断定できない → △

この三分類で処理していくと、迷いが大幅に減ります。


「△」を使えるかどうかが得点の分かれ目
共通テスト英語では、一見もっともらしく見えるものの、本文の情報だけでは断定できない選択肢(△型)が数多く含まれています。ここで時間を使いすぎてしまうと、後半の大問に影響が出ます。

現代文と同様に、本文に書かれていないことは正解にならないという原則を徹底することが重要です。△の判断を適切に使えるようになると、選択肢処理のスピードと精度は一段階上がります。


共通テスト英語の作問意図を理解する

共通テスト英語は、単なる英文和訳の力を測る試験ではありません。限られた時間の中で、

1,必要な情報を探し

2,根拠を特定し

3,不適切な選択肢を切り捨てる

という情報処理プロセスそのものが評価されています。したがって、すべての英文を均等な精度で読もうとするよりも、設問に応じて読む密度を調整することが得点安定の鍵になります。


根拠読みを安定させるための練習法

実力を定着させるためには、次の練習が有効です。

選択肢のキーワードに線を引く

根拠箇所に印を付ける

○×△の三分類で必ず判断する

解説を読む前に根拠位置を確認する

このプロセスを繰り返すことで、「探して当てる」処理速度が徐々に上がっていきます。



英語長文は根拠処理で安定する

英語長文の選択肢問題は、感覚ではなく手順で解くものです。

キーワードを探す

該当箇所を読む

本文一致で判断する

この流れを徹底することで、共通テスト英語の得点は安定してきます。もし時間が足りなくなる場合は、読むスピードより先に、選択肢処理の設計そのものを見直すことが重要です。

根拠の特定が安定してきたら、次に見直したいのが返り読みの癖です。前から処理する読み方が身につくと、読解速度はさらに向上します。

◆ 共通テスト英語の読解を体系的に学びたい方へ
人見読解塾では、根拠の特定から時間配分の設計まで、共通テスト英語で安定得点を取るための読解指導を行っています。
👉 人見読解塾の英語指導についてはこちら

👉英語長文の全体的な読み方や学習の進め方については、本ページ上部の総論で全体像を整理しています。まず全体の流れを確認したい方は、そちらから読むことをおすすめします。

英語長文で返り読みしてしまう人へ|原因と直し方を解説

英語長文を読んでいると、途中で意味が取れなくなり、つい前に戻って読み直してしまう。この「返り読み」の癖に悩んでいる受験生は非常に多くいます。

しかし、返り読みが起きる原因の多くは、単純に読むスピードが遅いからではありません。多くの場合、文構造の捉え方と読み進め方の設計に問題があります。

本記事では、人見読解塾の指導経験をもとに、英語長文で返り読みが起きる本当の原因と、その具体的な改善方法を解説します。


英語長文で返り読みが起きる主な原因

英語長文で返り読みが起きる原因は、主に次の3つです。

1.文の骨格(S・V)の把握があいまい
2.修飾関係を前から処理できていない
3.一文を完璧に理解しようとしすぎている

返り読みの多くは、「分からなくなったから戻る」というより、前から処理する読み方が身についていないことによって生じます。


分からない単語で止まらないことが重要

英語長文を読んでいると、どうしても意味が分からない単語に出会います。このとき、そこで立ち止まってしまうかどうかが、得点の伸びを大きく分けます。

結論から言えば、分からない語は虫食いのまま先を進むことが原則です。

具体的には、

前後の文脈から大まかな意味を推測する

文全体の流れを優先する

必要以上に一語にこだわらない

という姿勢で読み進めます。

共通テスト英語では、すべての語の厳密な和訳よりも、必要な情報を取り出す読解処理が重視されているからです。


初学者ほど「立ち止まり」が起きやすい


英語に読み慣れていない段階では、未知語に出会った瞬間に思考が止まりやすくなります。

その結果、

単語の意味を考え込みすぎる

前に戻って読み直す

一文に時間をかけすぎる

といった状態に陥り、気づけば時間だけが過ぎてしまいます。

そして最終的には、後半の大問に十分な時間を残せないまま、時間切れになる――
これは共通テスト英語で非常によく見られる失点パターンです。


「読み慣れ」が処理速度を左右する

ここで重要なのは、未知語への対応力はテクニックだけで急に身につくものではない、という点です。

英語長文における推測力や処理のスピードは、どれだけ英文に触れてきたかという経験量と強く関係しています。

多くの受験生を指導していると、英語長文を安定して読み進められる生徒には共通点があります。それは、特別な裏技を知っているというより、英文を読む経験を十分に積んでいることです。


読解力は「総処理量」に比例して伸びる

英語読解の熟達度は、ある意味でパイロットの技能習得に似ています。パイロットは総飛行時間によって技量が評価されますが、英語長文の処理力も同様に、どれだけの英文を実際に処理してきたかという積み重ねが大きく影響します。

共通テスト英語が測っている力の1つは、まさにこの

英文を前から処理できるか

未知語があっても読み進められるか

限られた時間内で情報を拾えるか

という実戦的な読解運用力です。

したがって、語彙や文法の学習と並行して、一定量の長文読解経験を積み重ねていくことが不可欠になります。


返り読みを減らす具体的トレーニング

ここでは、実際に効果が出やすい練習法を紹介します。

① SとVに必ず印を付ける
まずは英文の骨格を視覚的に把握する練習を行います。

主語に下線

動詞に丸

など、自分なりのルールで印を付けながら読むと、文の中心が見えやすくなります。

② 意味のかたまりごとに区切る
長い英文は、意味のまとまりごとにスラッシュや区切りを入れて読みます。

例:

前置詞句

関係詞節

分詞句

こうした部分を一つのブロックとして処理できるようになると、前からの理解が安定してきます。

③ 完璧主義の読み方をやめる
返り読みが多い生徒ほど、「一文を完全に理解してから次へ進もう」とする傾向があります。しかし共通テスト英語では、多少あいまいな部分があっても、段落全体の流れを優先して読む方が得点につながります。

まずは大意を取りながら前に進む意識を持つことが重要です。


それでも返り読みしてしまう場合のチェックポイント

改善が進まない場合は、次の点を確認してください。

文法の基礎が抜けていないか

一文が長すぎる教材を使っていないか

時間を測らずに演習していないか

返り読みの問題は、読み方だけでなく、教材レベルや学習段階とも密接に関係しています。


返り読みは必ず減らすことができる

返り読みの癖は、意識と練習によって確実に改善していきます。

重要なのは、

文の骨格を押さえる

前から意味のかたまりで読む

完璧主義を手放す

この三点を継続して訓練することです。

読み方の設計が整ってくると、英語長文の処理速度は自然に上がっていきます。

読解処理が安定してきた段階では、共通テスト英語で高得点を狙うための読み方の精度が問われます。


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人見読解塾では、文構造の把握から読解プロセスの設計まで、英語長文を前から安定して読めるようにする指導を行っています。

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共通テスト英語で9割取れる人の勉強法|直前期の得点安定戦略

共通テスト英語で高得点を取りたい。
できれば8割、できれば9割に届かせたい――。

多くの受験生がそう考えています。

しかし実際の指導現場で見ていると、9割に到達するかどうかを分けているのは、特別な才能や圧倒的な語彙量であることはむしろ少数です。差を生んでいるのは、読解と設問処理の安定度である場合がほとんどです。

本記事では、人見読解塾の指導経験をもとに、共通テスト英語で9割に到達する受験生が直前期に行っている勉強法と、その背景にある考え方を整理します。


共通テスト英語9割は特別な才能ではない

まず確認しておきたいのは、共通テスト英語の9割は、一部の特別な受験生だけが到達できる領域ではないということです。

もちろん基礎的な語彙・文法力は前提として必要です。しかし、一定の基礎があるにもかかわらず得点が伸び悩む場合、問題は知識量ではなく、処理の安定性にあることが多いのです。

実際、9割に届く受験生は、

一文に時間をかけすぎない

未知語で止まらない

根拠を意識して読む

という読解姿勢が安定しています。


9割取れる人が直前期にやっていること

では、得点が安定している受験生は、直前期にどのような学習をしているのでしょうか。

特徴的なのは、単に問題演習の量を増やすのではなく、処理の質を整える訓練に時間を使っている点です。

具体的には、次の3点が重要になります。

1,根拠を意識した設問処理

本文を漫然と読むのではなく、

どこが設問の根拠になるか

という視点を持って読み進めています。

この意識があるかどうかで、選択肢判断の速度と精度が大きく変わります。

2,時間配分を固定する

9割に届く受験生は、毎回の演習で大きく時間がぶれることがありません。

大問ごとの目安時間

見直しに回す余力

後半で崩れない体力配分

こうした時間管理が、直前期にはかなり安定しています。

3,未知語への耐性を持つ

共通テスト英語では、未知語が含まれること自体は珍しくありません。

得点が安定している受験生は、分からない語があっても、

文脈から役割を推測する

必要以上に立ち止まらない

流れを維持する

という処理が自然にできています。


9割に届かない人の典型パターン

一方で、あと一歩で9割に届かない受験生には、いくつかの共通した傾向が見られます。

代表的なのは次の3点です。

一文を完璧に訳そうとして時間を失う

分からない単語で思考が止まる

根拠を曖昧なまま選択肢を選ぶ

これらはどれも、知識不足というより、処理手順の不安定さに起因しています。


直前期の具体的学習ルーティン

では、直前期にはどのように学習を回していけばよいのでしょうか。

一例として、次のような流れが現実的です。

週2〜3回

共通テスト形式の長文演習

制限時間を厳守

根拠箇所の確認まで行う


それ以外の日

読解プロセスの振り返り

時間の使い方の修正

弱点パターンの言語化

重要なのは、ただ問題数をこなすのではなく、読み方と判断の再現性を高めていくことです。


得点を安定させるために最も重要な視点

共通テスト英語で9割に到達するかどうかは、突き詰めれば次の一点に集約されます。

同じ読み方と判断を、本番でも再現できるか。

大学入試は、偶然のひらめきを測る試験ではありません。限られた時間の中で、一定の精度で処理を繰り返せるかどうかが問われています。

その意味で、直前期に行うべき学習は、知識の上積みだけでなく、読解プロセスの安定化に向けられる必要があります。


◆ 共通テスト英語の読解をさらに安定させたい方へ
英語長文の得点が安定しない場合は、本章で解説している読み方の基本、未知語への対処、根拠特定の手順もあわせて確認してみてください。人見読解塾では、大学入試で再現可能な読解プロセスの定着を重視した指導を行っています。

共通テスト英語で9割取れる人の読み方|得点が安定する思考法

共通テスト英語で、あと一歩で9割に届かない。あるいは、模試では取れるのに本番形式になると点数が安定しない――。

この段階に来ている受験生にとって重要なのは、単語量や文法知識を増やすことだけではありません。得点を安定して9割近くまで引き上げるためには、英文の読み方そのものの質を一段引き上げる必要があります。

本記事では、人見読解塾の指導経験をもとに、共通テスト英語で9割に到達する受験生に共通する読み方と、その思考プロセスを整理します。


共通テスト英語で9割取れる人の共通点

まず結論から言うと、9割に到達する受験生には次の特徴があります。

1.本文をすべて均等に読もうとしない
2.設問の根拠を機械的に特定できる
3.多少あいまいでも前に進める
4.時間配分が崩れない

つまり、高得点層は単に英語力が高いというより、情報処理としての読解設計が洗練されています。


9割層は「完読主義」に陥らない

得点が伸び悩む受験生ほど、

一文一文を完全に理解しようとする

分からない語で立ち止まる

全体を精密に訳そうとする

という傾向があります。

しかし共通テスト英語では、すべての英文を同じ密度で読む必要はありません。
9割層の受験生は、設問に関係する部分とそうでない部分を無意識に読み分けています。ここに、得点が安定するかどうかの大きな分岐点があります。


根拠特定のスピードが得点を左右する

共通テスト英語の選択肢問題では、正解は必ず本文中に根拠があります。
9割層の受験生は、この根拠特定のプロセスが非常に速く、かつ正確です。

具体的には、

選択肢のキーワードを見る

本文中の該当箇所を素早く探す

前後2〜3文を確認して判断する

という処理が半ば自動化されています。

逆に、この工程に迷いがあると、どれだけ英語力があっても時間配分が崩れやすくなります。


「△判断」を適切に使えるかが分水嶺

9割に届くかどうかを分けるもう一つの要素が、△(判断保留)の扱いです。

共通テスト英語には、

本文と一部一致する

しかし断定まではできない

という選択肢が意図的に配置されています。

高得点層はここで迷い続けることがありません。

判断基準は明確です。

本文と一致 → ○

本文と矛盾 → ×

本文から断定不可 → △

この三分類を機械的に運用できるかどうかが、9割到達の分かれ目になります。


9割層は「読み慣れ」の総量が違う

さらに重要なのは、これらの処理が一朝一夕のテクニックで成立しているわけではない、という点です。実際に9割近くを安定して取る受験生は、例外なく英文を読む経験量が豊富です。

未知語があっても前に進める。
多少あいまいでも段落の大意を取れる。
設問に必要な箇所だけを素早く拾える。

こうした処理は、一定量の長文読解経験を通して徐々に自動化されていきます。


共通テスト英語で9割に近づくための実践ポイント

最後に、9割到達を目指すうえで意識しておきたいポイントを整理します。

完璧に訳そうとしない

設問根拠の特定を最優先にする

△判断を迷わず使う

未知語で立ち止まらない

長文読解の経験量を確保する

これらを継続的に実践していくことで、得点のブレは徐々に小さくなっていきます。


共通テスト英語は「処理設計」で9割に届く

共通テスト英語で安定して9割に到達するために必要なのは、特別な裏技ではありません。

どこを読むか

どこを流すか

どこで判断するか

この読解プロセスの設計が整ったとき、得点は自然に上振れしにくく、下振れもしにくくなります。

英語長文は、読み方の精度が上がるほど、点数が安定していく試験です。

ここまでの読解技術が整ってきたら、次に重要になるのは、受験本番までの学習設計です。次章では、共通テスト英語で安定得点を取るための学習ロードマップを整理します。

◆ 共通テスト英語で安定して高得点を取りたい方へ
人見読解塾では、根拠特定・時間配分・読解プロセスの設計まで、共通テスト英語で9割近くを安定して狙うための指導を行っています。

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英語長文の復習方法|成績が伸びる人だけがやっている5つの手順

英語長文の成績が伸びない最大の原因は、解いた後の復習が自己流になっていることです。

多くの受験生は、

解き直しをして終わり

和訳を読んで終わり

間違えた問題だけ見直して終わり

になっています。
しかし、共通テストレベルで安定得点を取る生徒は、復習のプロセスそのものがまったく違います。

本記事では、英語長文の得点を確実に伸ばすための再現性のある復習手順を整理します。


◆ なぜ英語長文は復習で差がつくのか

英語長文は、単語暗記のように
「量をこなせば自動的に伸びる」科目ではありません。

得点が伸びるかどうかは、

👉 自分の読解プロセスのどこが崩れているか
👉 根拠の取り方が正しかったか
👉 設問処理の順序が適切だったか

を言語化できるかで決まります。

つまり、復習とは単なる見直しではなく、自分の読み方の構造分析、すなわち「合格できる読み方」という思考回路の強化です。


◆ 英語長文の正しい復習5ステップ

ここからは、実際に成績が伸びている受験生が行っている
標準的な復習手順を示します。

Step1 時間内に解き切れたかを確認する

最初に見るべきは正誤ではありません。

まず確認すべきは:

時間内に最後まで到達したか

どこで時間を使いすぎたか

です。

共通テスト英語では、時間配分の崩れ=得点不安定の最大要因になります。

もし時間不足が起きている場合は、
読み方以前に処理設計を見直す必要があります。

Step2 根拠が本文のどこにあったか特定する

次に、正解・不正解に関わらず、

👉 なぜその選択肢を選んだのか
👉 根拠は本文のどこだったのか

を必ず確認します。

ここで重要なのは、

❌ 「なんとなく合っていた」
❌ 「雰囲気で選んだ」

を放置しないことです。

得点が安定する受験生は、
すべての正解に本文上の位置を持っています。

Step3 読み方のどこで誤差が出たか言語化する

間違えた問題では、必ず原因を分類します。

代表例:

単語理解の不足

文構造の取り違え

設問先読みの不足

根拠の取り違え

時間不足による精度低下

ここを曖昧にすると、同じミスが何度も再現されます。

復習の本質は、

👉 「なぜ間違えたか」を再現可能な言葉で説明すること

です。

Step4 音読で読解回路を補強する

分析が終わった長文は、
必ず音読で仕上げます。

音読の目的は:

読解スピードの底上げ

構文処理の自動化

英語語順への慣れ

です。

目安としては、
意味を取りながらスムーズに読めるまで繰り返します。

Step5 次回への改善点を1つだけ決める

最後に必ず行うのがこれです。

次の演習で意識することを、
1つだけ決めます。

例:
設問先読みを徹底する

パラグラフごとに要旨を取る

根拠位置に必ず線を引く

改善点を増やしすぎると実戦で再現できません。


◆ 復習が機能している人の共通点

英語長文で安定して得点する生徒には、明確な共通点があります。

それは、

👉 解いた後に必ず「読み方の検証」をしている

という点です。

英語長文は、解いた回数ではなく、検証した回数で伸びる科目です。


◆ まとめ|英語長文は「解いた後」で差がつく

英語長文対策で最も差がつくのは、
問題演習の量ではありません。

重要なのは、

読解プロセスを分解する

根拠位置を特定する

改善点を1つ決めて次に活かす

という復習の質です。

もし長文演習を重ねても得点が安定しない場合は、復習の設計そのものを一度見直してみてください。

🔗 関連記事
英語長文の読み方のコツ
共通テスト英語で時間が足りない人へ
英語長文の根拠の見つけ方

【4章 受験戦略・学習ロードマップ】

大学受験で結果が分かれる最大の要因は、「努力量」よりも「勉強の順序設計」にあります。

同じ時間勉強していても、

・何から始めるか
・どの順番で積み上げるか
・いつ演習に入るか

この判断を誤ると、成績は思うように伸びません。

人見読解塾では、個々の学力段階に応じた学習設計を重視し、「今やるべき一手」を明確にする指導を行っています。

この章では、中高一貫校生や受験生が迷いやすい勉強の優先順位と、合格までの現実的なロードマップを提示します。

英語で受験直前に困ることは何か?

中学英語はじつはそうむずかしくありません。むずかしいと感じる生徒さんや、おちこぼれている生徒さんというのは、膨大な量の学校の課題を前にパニックになっているだけです。

特に、昨今の中高一貫校における英語の課題は、子どもをいじめ倒しているのではないかというほどの量が出ます。大人でもそれらを一つずつ整理するのが大変ですから、子供にとってはもうパニックになるしかないほどの量です。

私の頃は(30年前!)教科書の本文を丸暗記して、単語と熟語を書いて覚えて、教科書本文の和訳ができれば定期試験は満点でした。それで大学受験まで困ることはほとんどありませんでした。もちろん早稲田の英語とか慶應の英語は別ですが、本当に困ることがなかった。こうやって英語の授業ができるほどの力がつきました。

英語に限らず言語というものは、ある程度、型を覚えないと運用できない、使えないものですから、教科書の本文を丸暗記するとか、しかるべき例文を暗唱するということがないとどうしても、力がつきません。

暗唱というのは、脳にインプットするのみならず、身体に言葉を覚え込ませるということです。そして実は、それが非常に重要です。が、身体に言葉を覚え込ませるというのは、データで表すことのできないなんらかが身につくということで、データに現れないものを推奨する傾向は最近、激減していますから、皆さん頭で英語を処理しようとします。膨大な量の課題を頭で処理しようとすれば、誰だってパニックになります。

さて、受験直前に困ることは何か。論の流れをとることができない。言い換え表現をとることができない。そういった現代文のスキルが不足していることに困る生徒が多い。

たいていの生徒さんは受験直前の12月にもなれば、1文ずつ和訳することができます。しかし、段落ごとに何を言ってるのかを取る力とか、今読んでいる文章とすぐ直前の文の関係がどのようなものであるのか、接続詞に依拠して接続詞の前と後の文の関係をとるなど現代文の力がないゆえに、選択肢問題が解けないという現象が起こります。

12月の時点でそうなれば、もう終わりです。手詰まりです。なぜなら、現代文の力というのは、一朝一夕につくものではないからです。

したがって私は、1文ずつの英文和訳の授業はさっさと終わらせて、夏以降は半分日本語で英語の授業をします。要するに1文ずつの和訳はできて当たり前であり、文と文の関係や論の流れといったものを、日本語で追わせるのです。

英検二級には、そういったスキルを試す問題が少しあります。少しだけです。問題は共通テストの第3問以降でしょう。現代文のスキルがないと必ず間違うように選択肢が設計されています。

そのことに今から気づいて、ぜひ現代文のスキルをつけてください。

中学と高校の勉強のちがいとは何か

中学の勉強は1対1の勉強です。アップルといえばリンゴと覚えよう! みたいなことです。無論それだけではありませんが、主にはそういったことが言えます。英文法なら、仮定法の構文を覚えようね、とか、覚えたことをもとに機械的に問題を解こうねとか。

他方、高校の勉強は息の長いものです。文と文の関係を言えるようにならなくてはなりません。文と文の関係を言えるようになり、かつ「それが何を意味しているのか」まで言えるようにならなければ大学受験問題を解くことができません。

共通テストの英語が苦手な人は、文と文の関係を言うことができない人です。1文ずつならどうにか和訳することができるけれども、1文と1文を足して2文になった場合、その関係を言えません。

関係が言えないものだから、その2文が何を意味しているのかを理解することができません。そのレベルから共通テストの過去問演習を始めると、地獄です。何をどのようにすればいいのかがわからないからです。

1対1対応ではない勉強をしようと思えば、リズムが重要です。すなわち毎日決まった時間に机の前に座り勉強することがなにより重要です。

家庭教師の授業も同じです。振替ばかりするのではなく、毎週決まった時間に家庭教師の授業を受けるのです。そういったリズムがないと、息の長い勉強はできません。

多くの人は、小学生の時から中学受験の勉強をさせられます。そして中学に入ると、わけも分からず成績の競争に参加させられます。その必然の結果として、1対1対応の勉強、すなわち暗記偏重型の勉強が勉強なのだと思い込むようになります。

ところが、高校に入ると大きく変わります。1対1対応では問題が解けないし、何も理解できなくなります。

簡単に言えば、高校の勉強というのは推論の力を養うものです。文と文の関係をとるというのは、文法に依拠して機械的にとるのではなく、推論の力でもって、その関係をつまびらかにするのです。

息の長い勉強をしてください。

中高一貫校|大学受験対策は何からやるべき?

中高一貫校の中学3年生の英語は、公立高校の高1レベルに相当します。高校レベルの勉強というのはすでに、実は大学受験を視野に入れた勉強です。しかし、中学生のうちはまだ、学校の縛りが強いので、どうしても「学校英語」、「中学英語」という認識のもとで勉強しがちです。もちろん高校に入っても、例えば「ヴィンテージ」という文法の参考書の第1章と2章を丸暗記しなさい、それが定期テストの範囲です、というような管理はされます。

しかし、大学受験勉強の本質は、自分の行きたい大学のレベルから逆算して勉強の計画を立てるというものです。したがって、中高一貫校の中学3年生が大学受験を視野に入れた時、行きたい大学から逆算して勉強計画を立てることをおすすめします。もちろんその都度、定期試験があるわけですから、その勉強もやりながら、その傍らで自分のための勉強をすることです。

具体的にはまずは、長文読解と英単語です。本当は長文読解演習をバンバンやってほしいのですが、読めない単語が多いと長文を読む気がしないので、長文読解演習と大学受験レベルの英単語の暗記はセットだと思ってください。単語の本は高校に入ると「ターゲット1400」とか1900とか「システム英単語」とかを学校で支給されるでしょうから、それを使えばいいと思います。

問題は長文読解です。英文は前から塊ごとに訳すことが基本です。特に共通試験においては、それができないと確実に時間切れになります。したがって、毎日英文を前から塊ごとに訳す訓練をすること。

次に、文と文の関係、あるいは段落と段落の関係を言えるようにすること。今読んでいる文は前に読んだ文に支えられて、そこに存在しています。マーチ(関関同立)クラス以上の大学を狙える人と狙えない人がいますが、狙える人は文と文の関係や段落と段落の関係をとる能力がある人です。あるいは、その力を訓練によって体得した人です。

私は偏差値40から70を超えるさまざまな大学の過去問を生徒と一緒に解いてきましたが、英文を前から塊ごとに訳せ、かつ文と文、あるいは段落と段落の関係を洞察することができれば、さほど難しい問題はないというのが私の実感です。もちろん、「早稲田の英単語」はエグイですが。

というわけで、文章の構造をとる練習を中学3年生のうちからやってください。それが大学受験英語の本質です。


◆ 英語長文対策を体系的に学びたい方へ

英語長文は、

「単語」「読み方」「時間配分」が

それぞれ別の技術として関係しています。

あわせて以下の記事も確認してみてください。

・英語長文の読み方のコツ

・共通テスト英語で時間が足りない人へ

・英語長文の根拠の見つけ方

中学英語でおちこぼれる原因と対処法とは?

特に、Z会のニュートレジャーを使っている中高一貫校に多いと私は経験上思いますが、中学英語で落ちこぼれる生徒が必ずいます。結論から申しますと、そういった生徒と半年も授業をしていれば、平均点は余裕でとれるようになるという、ものすごく不思議なこと?がおこります。

簡単に申しますと、英語で落ちこぼれている生徒は、何も英語の能力がないわけではありません。ご存知のとおり、中高一貫校の英語の課題の量は膨大ですから、その膨大な量の「タスク」に溺れているのです。つまり、自分が今何をやるべきなのかがわからない。また、本来「勉強」すべきところが「作業」になってしまっているので、疲れ果てたサラリーマンのようになっているのです。ただそれだけのことです。

中学受験をくぐり抜けて、それなりのレベルの中高一貫校にご入学なさったわけですから、英語ができないなんてことは決してないのです。皆さんそれぞれに、高い能力をお持ちです。

というわけで、私がどのような授業をするのかといえば、まずやるべきことを整理します。中学英語はどこまで行っても、その骨組みはシンプルです。覚えるべき重要構文や文法の知識を覚え、演習を通してそれらを定着させる。長文読解はすらすら音読できるまで練習する。自力で和訳ができるようになるまで和訳をする。試験範囲の英単語を覚える。これだけです。これが中学英語の骨組です。

その骨組みをしっかりと私がフォローしていけば、骨組みに付随する肉に相当する部分、すなわち学校の膨大な課題が意味するところを、生徒たちはおのずと理解して、あるていど機械的に処理できるようになります。

【英語と国語共通】あなたが定期試験で平均点くらいしかとれない理由とは?

定期試験で平均点あたりをうろうろしている人は、読解の底力=基礎力がないからうろうろしています。つまり、どれだけ教科書を丁寧に勉強したところで基礎力がない人は、勉強が体の中に入っていかないのです。

例えば、英語の定期テストの場合、教科書のレッスン1からレッスン3などと範囲が指定されます。その範囲の英文をスラスラ読むことができ、すらすら和訳することができ、当たり前ですが単語やイディオムを覚える。さらには、空欄で抜かれる前置詞などをもれなく覚える。おそらく皆さん、そういったことをやっておられると思います。しかし、少しひねった問題が出ればとたんに解けません。

読解の基礎力がないからです。

ではどうすればいいのかといえば、読解演習をやるしかありません。読解の問題集――私はハイパートレーニングを使っていますが、それを使って読解力の底力をつけるしかありません。

国語も同じです。特に古文漢文は試験範囲を丸暗記して試験に臨む方が多いと思います。しかし、こちらも少しひねった問題が出た途端に解けなくなります。初見問題、すなわち読解演習の問題集で、問題をバンバン解かないと満点をとれません。

つまり、教科書の勉強と読解問題集における読解演習の二本柱でやっていかないと平均点以上をとることはできないのです。

ちなみに、私のもとにやってくる高校三年生で、学校の勉強はまあまあできるけど、模試の初見問題が解けないという生徒の多くは、読解演習の量が圧倒的に不足していることがほとんどです。したがって、かなりの量の読解演習問題を私は宿題にします。すると、3カ月もすれば読めるようになったという人が現れます。

これまたちなみに、定期試験の点数が平均点を超えないからという理由で、頻繁に家庭教師を変えるご家庭があると聞きます。そういう人は家庭教師を変えても無駄です。誰かが読解の基礎力、すなわち教科書とは別に読解演習の訓練をしない限り平均点以上はとれないと断言してあげる必要があります。