英検の要約問題の解き方|接続詞と指示語をたどれば9割取れる!
ポイントはただひとつ——接続詞と指示語(this・that・these・those)に依拠して解くことです。
① 要約のカギは「接続詞」にある
たとえば、2024年度第2回・第4問の英文要約を例に見てみましょう。いつも通り、全体は3段落構成です。
第1段落
第2段落
冒頭に “These have~.” という文があります。この These は第1段落の2文目を指しています。つまり、第1段落の要約は2文目にあることがわかります。
さらに “Also”(また)という接続詞が出てきます。“また” の前後を要約して1つのポイントとしてまとめればOKです。
第3段落
“On the other hand,”(他方で)から始まっています。つまり第2段落と対比して「インターンシップのデメリット」を述べているのです。さらに “Also” があるため、デメリットは2つあることがわかります。
② 指示語(this・that・it)をたどる
これを怠ると、要約文に必要な情報が抜け落ちてしまいます。逆に、指示語の指し示す内容を特定できれば、文章の構造が一気にクリアになります。
③ まず日本語で「論理の流れ」を理解する
どんな接続詞で展開しているのか
指示語は何を指しているのか
対比・原因・補足など、論理関係はどうなっているのか
これを日本語で言えるようにしてから英文にすれば、短時間で正確な要約ができます。
④ 要約とは「文章の圧縮」である
「接続詞と指示語を手がかりに、論理的に情報を整理できるか」
という力です。
つまり、「感覚で読む」のではなく「構造で読む」。これが9割を取る人の読解スタイルです。
⑤ 実践練習で“構造”を体に染み込ませる
過去問を解く
接続詞と指示語に下線を引く
各段落を1文で要約する
その要約をつなげて全体を100語前後にまとめる
このトレーニングを繰り返すことで、段落構造を瞬時に読み取る力が身につきます
⑥ 小論文対策にもつながる
🎓 まとめ:接続詞と指示語をたどるだけで9割取れる
「暗記」ではなく「構造理解」こそが、英語を読む力の本質です。
人見読解塾では、こうした論理構造の読解法を徹底的にトレーニングしています。英語を“読める”ではなく、“処理できる”レベルへ——これが合格への最短ルートです。
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