合否を分けるのは
1,アカデミックライティング
2,それを支える「なぜ」と問う力
これが結論です。
以下に具体的にお話申し上げます。
総合型選抜の小論文対策、最初にやるべきこととは
総合型選抜(旧AO入試)の小論文対策について、
多くの受験生・保護者の方がこう悩みます。
小論文は何から始めればいいのか
書き方を先に学ぶべきなのか
テンプレートを覚えれば通用するのか
結論から言えば、最終的に身につけるべきなのはアカデミックライティングです。
ただし、いきなり「書き方の型」から入ると、
総合型選抜ではほぼ確実に失敗します。
アカデミックライティングとは何か【小論文対策の核心】
アカデミックライティングとは、単なる作文技術ではありません。
問いがあり
主張があり
それを支える論拠がある
こうした学問的思考の構造を文章で示す力です。
総合型選抜の小論文では、
文章のうまさ以上に
「どんな問いを立てているか」「どこに主張を置いているか」
が評価されます。
小論文で評価されるのは「なぜ」を問える力
アカデミックライティングの出発点は、
どんなときも 「なぜ?」 です。
なぜ、それが問題なのか
なぜ、その考え方を取るのか
なぜ、別の意見では足りないのか
この「なぜ」を問えないまま文章を書いても、
それは単なる説明文や感想文にしかなりません。
総合型選抜の小論文で落ちる文章の多くは、
論理以前に
問いそのものが立っていないのです。
「なぜ=主張」はテクニックではなくセンスである
ここで重要なことをはっきり言います。
主張はテンプレートでは作れません。
「なぜそう言うのか」という主張は、
技術ではなく思考のセンスだからです。
しかし、努力によって磨けないセンスではありません。
どこに違和感を覚えるか
どこで立ち止まれるか
何を「おかしい」と感じるか
こうした力は、
問題集や模範解答の暗記では育ちません。
主張=なぜを思考するセンスは、
他者との対話
思考を深めてくれる指導者
適切なタイミングで出合う良書
を通して、少しずつ鍛えられていくものです。
PREP法では総合型選抜の小論文は突破できない
小論文指導でよく使われるPREP法
(結論→理由→具体例→結論)は、
一見するとアカデミックライティングに似ています。
しかしPREP法とアカデミックライティングは、決定的に違います。
PREP法=伝え方の型
アカデミックライティング=思考の構造
PREP法に当てはめて書いた文章は、
破綻しにくい反面、
読み手にこう思われがちです。
「なるほど。で、何が言いたいの?」
つまり、主張が浅い。
問いが弱いため、大学で学ぶ必然性が伝わらないのです。
テンプレ型小論文指導の限界
テンプレート中心の小論文対策では、
それらしく書ける
しかし問いが弱い
主張に切実さがない
学部・学科との接続が浅い
という壁に必ずぶつかります。
総合型選抜で大学教員が見ているのは、
この受験生は、入学後も問いを立て続けられるか
という一点です。
型にはめた文章では、
その可能性はほとんど伝わりません。
総合型選抜の小論文対策は、ここから始める
総合型選抜の小論文対策は、
書き方の暗記
構成テンプレの練習
模範解答のなぞり書き
から始めるものではありません。
本当のスタート地点は、
「なぜ?」と立ち止まれる思考を育てること
そのうえで初めて、
アカデミックライティングという技術が
意味を持ちます。
人見読解塾では、
文章を書く前に
問いを言葉にする訓練を重視しています。
それは遠回りに見えて、
結果的に最も合格率の高い小論文対策だからです。